NCIS: ニューオーリンズ (S5E22)

カオス理論 / Chaos Theory

最新武器の展示会場で抗議団体が抗議する中、会場には爆発物が仕掛けられていた。発見したのは弾道学専門家のローガン博士。その場に居合わせたのがデート中だった海軍兵カップル、ベンとニーラ。ベンは爆発物解除の訓練を受けたことがあることから協力を申し出る。ニーラが大勢に避難指示する中、解除を試みるローガンとベンだったが……。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)

 

そろそろアポリオンかと思いきや全然違う話でした。いや、Tabastian満載で嬉しかったけど!

 

冒頭の爆破はミュージアムという設定でしたが、ロケ現場は判りそうでわからずじまいで残念。川や橋の見える位置と、ゆったりした土地の使い方からしておそらくWest Bank(フレンチクオーターの川向こう)地域だと思うのですが。まだまだ修行が足りません。

武器の展示会で起こった事故だったことから最初は現場でデモをしていた抗議団体の犯行が疑われますが、おバカなYouTuberみたいな人が「(爆弾の入った)リュックを持ち込んだ人を見た」と証言、半信半疑で人相スケッチを顔認証にかけたらアラン・サイオクという男がヒット。土地開発業者で、彼の兄が殺人容疑で裁判にかけられており、その際の検察側の証人を予定していたのが被害者のローガン博士だったのです。

長距離バスの乗り場で多額の現金を持ってエルパソ行きのバスに乗りとしていたアランを逮捕。ちなみにニューオリンズで長距離バスといえば、電車の駅(Union Passenger TerminalS1E16でダニーの父が逮捕されたりと何度かロケに使われている)にGreyhoundの乗り場があるんですが、今回はここではなさそうでした。違うことが判っただけで場所特定はできなかったけど。

 

取調べでアランは犯行を認めなかったが、爆弾の入ったリュックからアランのDNAが検出されたためスピード解決。DNA検査早すぎじゃね?てのはともかく、24時間以内の解決をねぎらうハンナさん。セバスチャンは証拠品を警察の保管庫に持って行ったらそのまま帰宅…のはずでしたがそんなに話は甘くない。

保管庫担当のラーナ(セバスチャンのゲーム仲間)と雑談していたら証拠品が爆発してラーナは死亡、セバスチャンも負傷してしまいます。何者かが証拠隠滅のために爆弾を仕込んだのだろうけど、拘束されていたアランには不可能なので犯人は別にいるはず。このままでは証拠がかいのでアランも釈放されてしまいます。

病院に運ばれたセバスチャンも抜け出して、キングたちが心配する中捜査に加わります。最初の事件現場に居合わせた人たちの携帯カメラの映像などをハッキング・合成して当時の様子を再現するとアランにリュックを渡した人物がコルトン・ウルフという元ATF職員と判明しました。彼はいい加減な仕事をしてATFを解雇され、被害者ローガン博士はその際に調査の責任者だったことから動機もある。しかしハッキングされた映像に証拠能力はありません。セバスチャンは最初の爆発で大怪我を負った海軍兵ニーラの病室を訪ねて、彼女の体内に残った決定的証拠となる破片を摘出してくれないかと頼み込みます。冒頭でも依頼したのが危険を伴う手術が必要なので断られていたのですが、今回はセバスチャン渾身の説得でニーラが遂に折れました。ここちょっと展開としては雑な気がしたけど、心配して駆けつけたグレゴリオの表情が最高だったので良しとします。ホッとしたセバスチャンはその場に倒れ込みました。爆発時に脳震盪を起こして以来、脳にダメージを負ってたみたいです。

ニーラの手術が終わり(ここも展開早すぎ…)取り出された破片がウルフの購入した携帯電話のメモリーカードだったなど、彼と事件を結びつける証拠が出てきますが、ウルフを見つけるためアランに協力を求めるべく、キングとラサールが釈放されて裁判所から出てきたところ声をかけます。裁判所はおなじみロケ地、Royal Stにある州最高裁判所(Louisiana Supreme Court)。

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アランはリュックに爆弾が入っているとは知らず、ローガン博士への単なる嫌がらせだと聞いてリュックを受け取ったとのこと。そんな話をしていたら何者かにアランが撃たれてしまいます。向かいの建物に潜んでいたウルフが撃ったのでした。キングとラサールは逃げるウルフを追います。シーズン冒頭で、ローレルのためにも無茶は控えると言っていたのはどこへやら、キングはフレンチクオーターの建物群の屋上を舞台に派手なアクションでウルフを追い詰めました。いいのか。最後、ウルフは抵抗して銃を向けたため撃たれて転落死しますが、その時の建物はおそらくここでしょう。

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Irene'sというイタリアンレストラン、S1E13で名前だけ登場してます。

 

さて、アランは無事一命を取り留め、セバスチャンも退院、家でグレゴリオにサンドイッチやスープを作ってもらって手厚い看病…と言いたいとこだけど、繊細なセバスチャン的にはグレゴリオの雑な料理に物言いたげ。「文句言ってないでさっさと食べな!」と威勢のいいグレゴリオですが、「愛してるに決まってんでしょバカ」と最高のツンデレ発言。

ちなみにセバスチャンのTシャツは久しぶりのTipitina'sでした。緑、黒に続いて3枚目かな。私も3枚持ってるけど1つも被ってない。黒はRadiatorsの限定デザインだしな(どうでもいい情報)。

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しかも椅子の後ろの壁にはニューオリンズの地図という素敵インテリア。セバスチャンとグレゴリオ、どっちのチョイスなんだろう。

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こういう地元愛をちょくちょく見せてくれるのが嬉しいです。

 

グレゴリオは自称ゲイとはいえ男性との結婚歴もあるので、今後セバスチャンと恋愛関係に発展することも絶対ないとは言えないんだけど、個人的にはそれは是非とも避けて欲しい展開です。捜査ものに恋愛要素要らないってのもあるけど、今の関係が素敵すぎるので。恋愛要素抜きだからこそのTabastianでしょ!と思ってるんですが、全世界のTabastianを見守る皆さんはどう思ってるんだろう。