NCIS: ニューオーリンズ (S6E2)

ターミネーターの難問 / The Terminator Conundrum

海軍大尉が戦闘機で巡回中に謎の物体が民間機を取り巻くのを目撃する。民間機は墜落し、乗っていた操縦士のプルイットは死亡。戦闘機が近づきすぎたせいではないかと海軍大尉の責任が問われる事態になる。さらに彼女は未確認飛行物体(UFO)を目撃したと報告したため、事態はさらに複雑に……。スーパー!ドラマTVサイトより引用)

海軍大尉マイヤーズが「未確認飛行物体(Unidentified Flying Object - あくまでidentifyできないというだけで、いわゆるUFOではないと海軍大尉は主張)」を目撃したということでセバスチャンのテンションがかなり上がっていましたが、結局正体は最新技術を備えた小さなドローンの集団でした。そっちはそっちで大好物なのでいずれにしても終始楽しそうだったけど。ただシーズン序盤なので色々伏線張ったりしたいのか、1時間に色々盛り込みすぎててメインの事件が手薄だったのがちょっと残念です。

事件としては、民間機事故の責任を問われた上にUFOの報告で戦闘機の操縦許可を取り消されたマイヤーズのためにNOLAチームが真相究明するという話。UFOの正体が小型ドローンの群れだったのは判明したものの、そこで使われた技術はまだ実用化されておらず、これがブラックマーケットで武器商人に売られようとしていた。事件当時のドローンの様子からレーダーの発信源を辿るとAlgiersにある倉庫だったのですが、それがこちら。

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場所も実際Algiersにあります。ここはフレンチクオーターなどの川向こうにある地域で、モルグのロケ地からも結構近い(徒歩10分ちょっと)。

で、倉庫に入ったら人感センサーで銃弾を発射するドローンに襲われるセバスチャンとグレゴリオ。Tabastianがタッグを組んで(?)無事脱出できたけど、ほんと最高だなこの2人。

なお、この事件で墜落した民間機はパライソ社というさまざまな技術開発を行う会社のもので、乗っていたのは創業者長のプルイット。そして結局犯人は彼の義理の息子のスコットでした。プルイットにドローン開発を反対されて、独立も許されず、親子関係も悪化してたとのこと。で、その技術をブラックマーケットで売ろうとしていた情報を得て逮捕。ちなみにJeffersonの空港との設定でしたが、Jefferson(ニューオリンズの西側にある小さな街)には空港はないので、撮影はおそらくLakefrontあたりで行われたんじゃないかと思います。

捕まえて一件落着かと思いきや、そこにMen in Blackみたいな人たちが登場して身柄と事件の引き渡しを要求。ハンナさんいわく、最高機密を扱うウィンチェスターという人だそうで面識があったようですが、詳しくは語られなかったのできっと後日出てくるのでしょう。

 

そして相変わらず悪い夢を見てしまい寝不足なキング。冒頭で彼が夢の中で歩いていたコースはこの辺りです。

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Royal StのRouses(ルイジアナでチエーン展開するスーパー)を背に進み、Dirty Coast(最近減ったけど、セバスチャンがよくここのお店のTシャツを着ている)の手前でPirates Alleyへ。Pirate's Alley Cafeを通り過ぎてJackson Squareへ出ると、女の子の幻が倒れていたのでした(しかしあの真っ赤なスーツの男性、エルトンジョンか!と思ってしまったのは私だけではないはず…)。ちなみにこのDirty Coastのすぐ近く辺り、S4E4(ハロウィンエピ)でもロケ地に使われていました。

心配したロレッタに相談したところ、おそらくアポリオンに大量のLSDを打たれたことで脳の認知機能がおかしくなり幻覚が見えるのだろうと、Tulaneの専門家の友人を紹介してくれました。LSD、怖いですね。やっぱりドラッグはダメです。

 

でもって、ナオミちゃんのためにニューオリンズに残ることを決め、降格処分を受け入れたハンナさん。キングと机の位置を巡って攻防があったり、「私がなんとか元気付けてあげなきゃ! ニューオリンズで仕事だけなんてダメよ!(これは完全同意)」と世話焼きキャラを発揮するグレゴリオになぜかレズビアンバーに連れて行かれたり。グレゴリオさん、登場時はあんなに同僚に対してもツンツンしてたのに…(可愛い)。

ちなみにレズビアンバーはそもそもロケかセットか不明ですが、ニューオリンズの地図でちょっと検索してみたらたくさん出てきたので特定は無理そうです。ニューオリンズにはテネシー・ウィリアムズが通ったゲイバーなどもあり、保守的な南部では珍しく昔からかなり寛容なんですが、レズビアンバーもたくさんあるのですね。

「2人(キングとハンナさん)と一緒に働けて嬉しいな〜」という能天気なセバスチャンはともかく(そこがまたいいんだけど!)メンバーはまだ何となく気を遣ってる雰囲気だけど、個人的には前シーズンから2人ボス体制は新鮮で面白かったので、今後が楽しみです。

 

そして最後にラサールの兄ケイドの失踪。丸2日間施設に帰ってこないと連絡を受け、パットンに携帯を追跡してもらうも電池切れで見つけられず、ラサールは今回は捜査を離れてMobile(アラバマ州のラサールの故郷の街)に向かいます。ケイド、ここ数年は安定していたのになぁ。

ラサールがわずかな手がかりを頼りに探し回ってあるモーテルに辿り着いたところ、ケイドと付き合って半年になる恋人だという女性と、その息子さんがいた。2日前にケイドは彼ら2人をモーテルの一室に匿い、それから姿を消してしまったとのことでした。ケイドが何かに巻き込まれているのは間違いなさそうで、ラサールはとりあえず2人をニューオリンズの自分のアパートに連れて帰りました。この話はもちろん次回以降に続くので、とりあえずあらすじだけ。