NCIS: ニューオーリンズ (S5E14)

ゆがんだ正義 / Conspiracy Theories

ネットニュースのサイトを運営するオリヴァー・クレインがライブ配信の最中に何者かに銃撃され川に転落する。クレインはかつてプライドを糾弾したものの、その後黒幕を暴くことに協力していた。クレインの殺害事件は市警の管轄ではあるが、これまでのいきさつからプライドは協力を申し出てNCISが捜査に協力することになる。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)

 

クレイン再登場! 初登場時はキングへのバッシング報道で敵対関係にあったのに、今やすっかり憎めないキャラに。そして男性準レギュラーにわりと全方位喧嘩売ってくグレゴリオさん(あ、でもジミーとは友好的か)、久しぶりにツンデレが見れて嬉しかったです。

 

さて、クレインといえばファッションチェック。今回もテンションの上がるバンドTシャツを着てくれました。冒頭シーンで着てたのは、見えづらいけどNorth Mississippi Allstarsのもの。ニューオリンズのバンドではないけど、Honey Island Swamp BandやAnders Osborneなど、私が大好きなニューオリンズのミュージシャンたちと縁の深いバンドです。このTシャツはこちらで買えます。

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実は生きてました!で登場した時はS4E22登場時にも着ていたDumpstaphunkのTシャツ。
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アメリカで放送された当時は、ダンプスタのインスタでも取り上げてました。

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ちなみにこの柄、現在はレディースのタンクトップしか売られてないみたい(こちら)。

セバスチャンのTシャツ着用率が減っちゃって寂しいので、クレインには今後も期待したいです。

 

自身のニュースサイトのライブ配信中に何者かに殺害され(たかのように見え)、普通ならNOPDの出番なんですがそれじゃ物語が成立しない…もとい、過去の因縁なんかもあるってことでNCISが捜査をします。

キングとハンナさんが訪れた自宅兼オフィス、あまりはっきり映らなかったけど多分前回と同じここでしょう。

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ここで、クレインが死を予感して残していた手がかりを掴みますが、実は死を偽装して生きていた。

オフィスに連れて行ってクレインに話を聞くと、殺人犯に私的制裁を行なっている自警団のような人たちがいて、彼らが犯人と思しき一連の事件を追っているとのこと。そしてその自警団の犯行手口などから、警察関係者が絡んでいるのではと睨んでいたよう。今回命を狙われたのもその事件の真相に近づき過ぎたから…ということで、引き続き犯人に死んでいると思い込ませるために、セバスチャンとグレゴリオの家に泊まって身を隠します。朝まで陰謀論で盛り上がるセバスチャンとクレインに呆れるグレゴリオ、みんなまとめて可愛すぎる。

 

クレインたちが突き止めたのは「殺人インデックス」というサイト。警察などのデータから「殺人を犯す可能性が高い人」を割り出して名前を晒しており、一連の事件で殺された人たちの名前は皆このサイトに掲載されていました(こういうの、本当にいつか起こりそうで怖い…)。

 

キングたちは殺人インデックスの開発者ベトロスを訪ねます。ベトロスが経営する会社はBywaterにあるここ。
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 実際にはThe Warehouseというシェアオフィスなようです。いいなー、こんな場所で仕事したい…。ちなみに左隣はCapuletというレストラン、ここのオーナーさんが以前地元ラジオのインタビューに出ていたのが印象に残ってて覚えていたのでこのロケ地もすぐに見つけられたのですが、夏の間は営業を休止していたみたいですね。そろそろ無事に再開できているといいのですが。

 

ベトロスはかつて妹を殺されたが容疑者は釈放されており、司法制度に疑問を感じてこのサイトを作ったのだとか。この容疑者はベトロスの妹と同じ手口で殺されており、ベトロスが疑われるが彼には完璧なアリバイがあった。遺族たちによる交換殺人では?ってことで、ベトロスも参加する遺族の会に乗り込むと、主催者は元警察官。同じく息子を殺されるも容疑者が釈放され、司法制度に失望して警察を辞めたのでした。ちょっとここから先、終盤にかけて分かりづらかったんだけど、要するにこの元警察官が流した警察関係のデータを使ってベトロスが殺人インデックスを開発したっぽいんだけど結局どちらも犯人ではなく、犯人はその遺族の会のメンバーで元特殊部隊にいたデウォルトという男。親友の医師を殺され復讐の鬼と化し、暴走して殺人インデックスに名前が載った人たちを片っ端から殺そうとしていたみたいで、しかもそのことに気付いてクレインに情報提供しようとしていたリディアという女性をクレインもろとも殺してしまった(まあクレインは生きてたわけですが)。しかも友人医師を殺した犯人を割り出すために殺人インデックスに入力されたデータにはミスがあり、無実の人が犯人とされていた。デウォルトはその人を犯人だと思い込んでおり、自宅を探し出して殺そうとしていたところへNOLAチームが駆けつけ確保。クレインは奇跡の復活&スクープで動画がバズってご機嫌でした。

とはいえ、殺人インデックスのミスで無実の人を追い詰めてしまったことに落ち込んでみたり、そこをグレゴリオが何だかんだ慰めたり、そして最後はすっかり調子に乗ってセバスチャンとオタク談義に興じたり、なんだか憎めないしチームとのケミストリーもいいし、また是非出てきて欲しいですね。

 

最後にキングのバーで演奏していたのはDana Abott Band(Facebookページ)、曲はOo We La Laでした
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私はよく知らなかったのですが、コロナの前まではCafe NegrilやCarnaval Loungeなど地元のお店で定期的に演奏していたようです。

 

次回以降に続きそうなサイドストーリーとしてはハンナさんのCIA時代の同僚リアムが突然訪れてきて、彼らが以前実行した武器商人ゼルコの制圧計画において、実は無関係な彼の家族まで犠牲になっていたことが判明します。リアムはハンナさんがそれを知ってたんじゃないかと探りを入れに来たのですが、本当に知らなかったっぽいですね。動揺しつつも、でも彼は私の家族も脅して…と言っていたので、別居の原因なんかもこのあたりにありそう。

結局リアムはきちんと話をする前に姿を消してしまったので、詳細は次回以降。ちなみに彼がナオミちゃんに連れて行ってあげると言っていた遊園地とは、何度かロケ地にもなっているCity Park内の遊園地ですね。しかしナオミちゃん、なんて聡明で可愛らしいんだ。