Jazzfest 2019, April 26 #3

ニューオリンズのジャズフェスは午後7時に終わります。フォーネルなら音楽はここまで、この後はCommander’s Palaceでディナー…となるんでしょうか(またドラマの話してる)。音楽好きにとっては楽しい夜の部開始です(それはそうなんだけど、一度くらいちょっといいレストランで優雅にディナーとかしてみたい気持ちはずっとある…)。友人が少し離れた所に車を停めていたので、近所の人のパーティやストリートライブを観察しつつ歩いて行きました。ご近所一帯がお祭り状態なんですね。ここでも顔が広い友人は相変わらず道すがらいろんな人と話してました。初日のこの時は「なんだこいつ」と思ってたけど、ニューオリンズって本当に狭い街で、ある程度通いつめると、特に音楽の好みが近い人同士がバッタリ出会うというのは結構ありそうです(実際、その後私もほんの1週間の滞在で結構あった)。

 

友人の車に乗せてもらって、適当に入ったシーフードレストランで軽く夕食。本当に適当に入ったので場所も名前も覚えてないんだけど、ベトナム系の人たちが経営するお店でとても美味しかったです。車運転しない私にとってはこういうのも一人旅だと絶対できないので楽しかった。しかも複数人だとシェアできるから色々試せるのが嬉しい。これ大事。

 

その後、私はHoney Island Swamp Bandを観るのでdbaまで送ってもらいました。友人もすぐ近くの別のお店で確かポーターさんトリオを観に行くそうでとりあえずお別れ。ヒューストンさん好きとしてはそっちも気になるけどHISBは外せない…。

入ったらサムさんがいて、「Facebook見たよ〜! 来てたんだね、Welcome back!」とハグされました。あ、あの紳士なサムさんがハグ! ああああもう死んじゃうかも…とか一瞬思ったんですが、次の瞬間「え、ちょっと待って私の顔覚えてたの…っていうかFacebook見てんのか!?」と我に返る。あとで見たらいいねされてました。うわぁぁ。もうね、嬉しいというより恥ずかしい。いや私Facebookはほとんど見るだけなんですが、ニューオリンズの写真だけは昔からちょくちょく載せてて(他に投稿するネタがない)、なんかここ最近、載せたの忘れてた昔の写真にニューオリンズ繋がりの友人からコメント付いたり「見たよ〜」とメッセージ貰ったりして、じゃっかん嫌な予感はしてたんですよ。HISBの写真とかキャプションに「萌え死ぬ♡」とか書いてるかもしれないし、そんなんご本人に見られたら恥ずかしくてほんとに死んじゃいそうじゃないですか。幸いそういうことは書いてなかったけど(慌てて確認した)、もうFacebookますます何も書けないわ。。

そして機材準備中だったアーロンおじさんには投げキッスをされました。投げキッスって、宮本さんか。なぜかアーロンおじさんはクールなキャラだとずっと思い込んでただけに未だにちょっと調子狂う。最高に可愛いんだけどね!そして投げキッス返しちゃったけどね!! 日本ではこんなこと絶対しないので、帰国後思い出したら恥ずかしくてのたうち回るんじゃないかと思ったけど案外冷静ですね。強くなったな。図太くなったというのか。

 

思い起こせば初めて彼らを観たのも5年ちょっと前のdba、当時からHISBは大好きで、この時も滞在中いちばん楽しみにしていた念願のライブだったんだけど、ライブ観たことによってこのおじさんたちに完全に心を鷲掴みにされたのでした(当時キーボードは違う人だったし、彼は「おじさん」でもなかったけど)。その後も結構な熱量で推してはきましたが、まさか5年後にメンバーの方々に顔を覚えられた上にライブ招待していただけるなんて、人生何が起こるか分かりませんね。ありがたいことです。

しかしおかげさまで今や私の愛がご本人たちに伝わってるのは嬉しいことなんですが、音楽とは別に、この「見てるだけで脳から萌えホルモン的な何かが無限に溢れ出る」ニュアンスは多分伝わってないというか、伝わっていたら恥ずかしくて死にそうです。何なんでしょうねこれは。もちろん音楽が最高に好きなのが大前提にあるんですが。でも別にメンバーがすごくイケメン揃いとかではないし、むしろ髭のもっさりおじさん集団なので、見た目的にアドバンテージはない…と思われます。まあ私にとってはたまらなく可愛いくて愛らしいんですが。

 

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(あ〜〜〜可愛いわぁ。愛らしいわぁ。。写真見てるだけでニヤニヤしてしまう。)

 

セットリストは昨日の今日なのでそんなに変わりませんが、この日のThe BandはDon’t Do Itでした。あと気づいたのが、そういえばアーロンおじさん今回マンドリン弾いてないかも。そして彼のボーカル曲のみの選曲ですが、いかにもライブでやりそうなProdigol Sonとか外れてるんですよね。妄想ですけど、この曲はスライドギターがクリスミューレおじさん全開過ぎて、今のメンバーでやるの厳しいのかもしれません。Chocolate CakeやJosephineは定番すぎ&聴く方も期待してるので外せないけど、それ以外はひょっとすると「なるべくクリスミューレおじさん不在の穴」を感じにくいような選曲にしてるのかなぁとか。いや、妄想ですけどね。でも今後、もし彼の休養期間が長くなるなら(そして考えたくないけど最悪脱退という結論もあるとしたら)、バンドとして変わらざるを得ない部分も出てくるんだろうなぁ。私はギターに関しては良し悪しや好き嫌いがほとんど分からない超絶ポンコツ耳だけど、クリスミューレおじさんのギターのアクの強さ(褒めてます)はやっぱりHISBの持ち味だと思うので、早く元気になって復帰して欲しいなと切に思います。

 

ライブ終盤にはポーターさんライブを終えた友人がdbaに戻ってきて(ジャズフェス期間中ポーターさんめっちゃ働いてたので、さすがに1回あたりの時間は短めだったのか)、HISBのライブ終演後にある女性と話し込んでいたので、「私はそろそろ帰るよ〜」と声をかけたら、その女性がなんとCole Williamsさんだった! まじか!! 大興奮。

彼女はWWOZのお気に入り番組、New Orleans Music Showで火曜日にパーソナリティを務めてらっしゃるのです。月〜金と日替わりなんですが、中でも彼女の選曲は特に好きで、マルディグラ当日の番組の選曲はほんと素晴らしくて何度か聴き返したくらいでした。ちょっと独特の訛りのあるあの話し方もそのまんま! いや当たり前なんだけど、かなりテンション上がって一緒に写真撮って貰ってしばらくお話させていただきました。興奮する私に「ニューオリンズは狭い街だからね〜」と苦笑してましたけど。なんでもブルックリンの方で、数年前に移住してきたんだとか。Corey Henryと古い友達なんだそうです。そりゃブルックリンに比べたらめちゃ狭いわな。そして最近CDも出されており、この後のライブでゲストで少し歌うよ!なんて言われたら残らない訳にいかない。もう2時回ってたけど。

次はLuther DickinsonというNorth Mississippi Allstarsの人で、HISBのDemolition Dayのプロデュースもされてた人(あー、それで去年Tipitina’s一緒に出てたのか。と一年越しの気づき)。よく知らないけど友人も絶賛してるし少し聴いていくことに。

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(コールさん!!)

 

で、ライブ始まってしばらくしてふと隣を観たら楽しそうにノリノリで聴いてるサムさんが! しかもタイダイのタンクトップ着てる!! やばい、ダサ可愛いすぎる…(萌)。しかも目が合ったら手に持ってたカップ差し出してきて乾杯。かわええ…(萌)。なんなんですかね。なんでこんなに可愛いんですかねもう。そしてすごく楽しそうに聴いてて、この人本当に音楽好きなんだなぁとますます好感度が上がりました。うん、去年も同じこと書いたよね。覚えてるよ!

 

そして私はさすがに疲れたのでCole Williamsさんの出演が終わったら、今度こそ友人に帰るねーと声をかけて帰宅しました。お店出たの3時半くらいだったかな。早速長い1日でした。楽しかった!