Jazzfest 2019, April 26 #1

ホルモンだだ漏れで幸せな一夜が明けて、いよいよジャズフェスです。

時差ぼけもあったし、この日は長くなる予定だったのでお昼前までゆっくり寝て会場のフェアグラウンドへ。前日は午前中大雨で開場が遅れたらしいですが、この日はすっかり晴れました。全体的に、今回の滞在中は最終日にほんの少し雨がパラついた程度。しかも去年より気温が低くて過ごしやすく(そうは言っても昼間は暑いけど、朝晩は涼しくて気持ちよかった)、本当にお天気に恵まれました。

 

今回はTreme地区に泊まり、会場へは自転車(シェアバイク)です。チケットは事前に買ってたんですが、入場だけでかなりの行列だったので正解でした。去年はここまで混んでなかった気がするけど、50周年で人が多かったのかなー。

 

今年のジャズフェス、まずはサスペクツからです。実は前回Maple Leafへ彼らを観に行った時にジェイクさんやマネージャーさんに大変親切にしていただいた上、今回ジャズフェスに来るならサスペクツの時にバックステージに入れてあげるから絶対連絡してね!とまで言われていました。君はもうファミリーの一員だから!と。ものすごく嬉しかったけど、いかんせん「その時は本気でも、時に自分の言ったことをビックリするほど忘れる」ニューオリンズの人たち。正直話半分でした。とはいえせっかくなので旅行が決まった時にマネージャーさんに連絡してみたところお返事が来て、是非おいで!と。ちゃんと覚えていてくれた。疑って申し訳ない…。

そんなわけで、この日の服装はもちろんサスペクツTシャツ。ステージ近くに着いてマネージャーさんに連絡したら楽屋(プレハブみたいな感じだけどエアコン完備でソファーとかあって広々して快適。壁にはニューオリンズの地図の布とか貼られてて良い感じでした)へ案内してくれました。わあああ。メンバーの皆さんは既にセッティング等で出払っていたので、マネージャーさんのガールフレンドという女性としばらくお話します。すごく素敵な人だけど、さすがにちょっと緊張。

開演少し前にはステージ裏へ連れて行ってもらい、いよいよライブ開始です。もちろんサスペクツ観れた感動もあったけど、Acuraだったので「ここにシリルさまが…! ショーティくんが…! 去年はすちーぶんも!」的な方面でテンション上がっていたのも事実です。ステージ横の客席から見えない部分にも長椅子が並んでいて、そこで座って観ることもできたんですが、結局ずっとステージ背後から観てました。クルーの人たちも普通に側を通りかかるので、なんかワクワクします。もっとミュージシャンの近くに行っても全然大丈夫そうだったけど、遠慮もあって隅っこで見守っておりました。

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(ステージから見るとこんな感じでした)

 

ちなみに実は9年前にCongo SquareでSierra Leone’s Refuse Allstars、Gentillyでショーティくんとそれぞれバックステージで観させていただいているので、これで3大ステージ制覇(?)したことになります。私は業界関係者でも何でもなくただのミーハーないちファンなのに。日頃の行いだって大して良くないのに。めちゃくちゃ幸運で有難い話です。これからは少しでも徳を積んで生きていかないと。。

でもね、ホントにホントに有難いし心から感謝してるんだけど、これは前回も感じたことで、本当に好きなバンドは客席から観た方がライブとしては楽しめるんじゃないかと思います。まあ、「私こんな所にいていいのか…」みたいな気持ちもあって心から楽しみきれないのもあるんですが。以前タレントのベッキーさんが、スマップのコンサートチケットは頼めばツテで手に入るんだろうけど、本当にファンなので自力で手に入れて普通に客席からアンコールまでがっつり観るのが楽しいという話をしていて、ほんとその通りだと思っています。

とはいえライブだけなら他にも観る機会はたくさんあるし、ライブの楽しさとは違う方向の感動体験をさせていただいたので、感謝しかありません。ほんとに。

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(ジェイクさんとCRさん! ちなみこの日のCRさんはフェロモンそこまでダダ漏れではなかった。カッコよかったけど!)

 

ライブが終わった後も再び楽屋に戻ると、ジェイクさんが「来てくれてありがとー!」とハグしてくれました。いやいや、お礼言いたいのこっちだってのに…ええ人や。そして楽屋にいる人たちの大半がメンバーのご家族で、ちょっと待って「君はファミリーの一員」って言ってくれたけど他の人みんなガチのファミリーやん! ジェイクさんの息子さんとCRさんの娘さん(2人とも超絶かわいい)が仲良く遊んでたりして、なんで私ここにいるんだろう…って感じでした。いやホント、なんでいたんでしょうね。別に疎外されてるとかじゃ全然ないけどさすがに若干アウェイ感もあり、ちょうど友人と会う約束もしていたので、しばらくしたらジェイクさんとマネージャーさんにお礼を言って退出しました。マネージャーさんには、翌日のサスペクツのイベントも招待するから是非来てね!と言っていただき、なんかもうありがた過ぎて申し訳ないくらいです。そしてこの人、他のミュージシャンのマネジメントや音楽関係の別ビジネスにも携わっており、この忙しい時期に私のような個人相手にもキチっと段取り組んでくださるニューオリンズでは奇特な方。なんで去年サスペクツがサイン会すっぽかしたのか、不思議で仕方ありません(これがあったので、バックステージの件も話半分だった)。当時は彼が担当じゃなかったのかな…。

 

と、初日の頭から大イベントを経験させていただくことに。ジェイクさんとマネージャーさん、というかサスペクツの皆さんに心から感謝です。ありがたや…。