New Orleans, January 2019 #3

■ Sam Price & the True Believers @ Little Gem Saloon (Jan 17)

今回の滞在、いちばん残念だったのがHoney Island Swamp Bandのライブと被らなかったこと。アーロンおじさんとクリス(Spies)さんはJam Cruiseでご不在だったらしい。仕方ないなぁでも残念だなぁと思っていたらサムさんのライブを見つけたので浮かれながら久しぶりにLittle Gem Saloonへ行ってきました。初True Believers!

このお店はCBD(ビジネス街)の中にあり、東京のBlue Noteをカジュアルダウンした感じというか、座ってちゃんと食事もできるのでライブ目当てじゃない観光客(接待客?)っぽい人も結構います。ステージに背を向けて食事をし、ライブは完全にBGMになってる人もそこそこいる。でも私がお店に入るとウェイターさんがなんの迷いもなく「今空いてる席だとここがステージいちばんよく見えるよ!」と良い席に案内してくれました。ガチファンのオーラでも出してたか…うん、まあ出してたのかもな。おかげでサムさんよく見える場所でがっつり堪能できたけど!

 

サムさん残念ながらオーバーオールではなかったけど、この日も可愛くて最高でした。True Believers、まだリリースはミニアルバムは1枚のみなので2セットも何やるのかなーと思ってましたが、なんと3月にパパマリさんプロデュースの新譜が出るらしく新曲も結構聴くことができました。3月にはリリースパーティとサムさん50歳お誕生日のライブもあるんだとか(行きたい…)。自分ではまだハタチくらいの気分なんだけどね!ってお茶目ーかわええー。

他にもお客さん(サムさんのお友達カップルらしい)に前もってリクエストされたというAllman Brothersのカバー(だったかな?)とか、Allen ToussaintのSouthern Nightsのカバーとかも。当たり前だけどボーカルは全曲サムさん。HISBでは全然歌わないしMCもされないので、レア感たっぷり贅沢な気分です。しかしニューオリンズは本職ボーカルじゃないのに歌うまい人多いよなー。そしてやっぱり語り口は紳士でした。でもライブになると時々ぴょんぴょん跳ねる。かわええー(2度目)。

セット間の休憩時間には、お客さんがまだあまり多くなかったからかほぼ全員の席を回ってお声をかけてくださいました。私のテーブルにも来てくださって、ちょっと緊張しながらお話したけどサムさんやっぱり紳士で素敵だった(惚)。クリスミューレおじさんの具合訊きたかったのになんか緊張してすっかり忘れてしまったよ(その後別の方から少しお話を聞くことができたんですが)。

終演後にお写真お願いしたら"This is the fun part of the gig"とにこやかに応じてくださる心優しいサムさん。かわええー(3度目)。お写真頼むのって実際どうなんだろ?迷惑だったり面倒だったりするのかな?って不安もあるのですが、こんな優しい言葉をおかけいただいたので、今後も遠慮せずお願いしちゃおうと思います!(実際は人によるんだろうけど)

新譜も楽しみだなー。多分Band CampやiTunesでも買えるはずと言ってらしたし、多分Spotifyでも聴けるだろうけど、古臭いといわれてもCD欲しいので次回訪問時にLMFで調達せねばと思ってます。

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(サムさんかわええー(4度目。何度でも言う。))
※すっごいどうでもいい話なんですが、後日サムさんからFacebookでお友達リクエストをいただき大変にたいっっへんに!恐縮しております(と言いつつ速攻承認した)。今までこそっとフォローしていいねしまくってたのがばれてストーカー認定されてないことを祈ります…。

 

■ Johnny Vidacovich, Nicolas Payton & Pat Casey @ Maple Leaf Bar (Jan 17)

サムさん終わって次は再びヴィダコヴィッチ王子。しかし私は休暇中だからいいけど、平日の夜11時からスタートってすごいよなぁ。

実はニューオリンズ訪問6回目にして、自分でもびっくりなんだけど初Maple Leafでした。もちろん避けてたとかじゃなくてたまたまなんだけど、いざ行くと、なんで今まで行かずに済んでた(?)のか意味が解らなくなるレベルで楽しい所で、今回は結局滞在中に3回も行っちゃった。それも極端だなとは思うけど。

さすがに平日の遅い時間だからかお客さんもそれほど多くはなく、特に第2セットはだいぶ空いてきたこともあり、数十センチの距離でドラムを堪能させていただきました。ステージがめちゃくちゃ近いのよね。最前列だと余裕で出演者に触れる。触りませんけど。

スタントン先生やダグさんなど、お弟子さんドラマーたちの尊敬を一身に集めるヴィダコヴィッチさんですが、ドラム以外のミュージシャンの育成にも熱心な方なようで、昔からTipitina'sで若いミュージシャンをステージに立たせる機会を作ってらしたんですね(ソースはGalacticインタビュー他)。今回のお2人もそのお弟子さんたちだと思われます。

で、今回ひとつ利口になったことがあるんですけど、Nicolas Paytonさん、ずっとトランペットの人だと思ってたらオルガンも弾かれるんですね。この日のステージでは交互に演奏してらして、なんかむしろオルガンの方が好きかも!でした。さっき本職じゃないのに歌上手い人多いと書いたばっかりですが、歌のみならず複数の楽器をハイレベルでこなす人も多くてホントすごいなーと思います。アイヴァン(敬称略)が実はドラムもめちゃくちゃ上手いという話を以前聞いたことがあり、彼のあのリズム感なら納得いく話なんですが、一度でいいから是非観てみたいです。

そしてヴィダコヴィッチ王子様は今日もセインツ服にセインツ帽。なんて愛らしいんでしょう。愛らしいけどドラムは切れまくっており、いろんな方向でキュンキュンしながら見惚れ、聴き惚れておりました。かっこいいな〜。素敵だな〜。

音楽的には、Hellen Gilletさんとの共演よりファンク寄りな感じでしたが、やはり次の瞬間何が出てくるか解らない感じの緊張感あるとても素敵なライブでした。

 

終わった後でライブハウス内をちょっと見学し(Kreweの写真とかポスターとか色々貼ってて面白い)、外に出るとドアの前にいたヴィダコヴィッチ様と目が合い、「一昨日も来てくれたよね」と言われてしまった…顔覚えられてた。嬉しいような恥ずかしいような。そして「ニューオリンズ楽しんでね」とハグして再び手の甲にキスしてくださいました。…あー、もうね、メロメロのデレデレですよ。(アジア人、まして女性の一人客はかなり珍しいので、良くも悪くも目立ってしまいます。こういう感じで覚えてもらえて嬉しいこともあるけど、時々変な人もいるので女性一人で行かれる方は一応気をつけてください。まあライブバーの中にいる人は、危害を加えるとかいう点では基本性善説で接して大丈夫かなとは思いますが)。

 

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(惚れた…)