【蔵出し】Jazzfest 2010 - May 2 pt.2

【 Shorty! Shorty!! Shorty!!! 】

楽しみにしていたTrombone Shortyくんのステージ。
開演前は雨も小降りで、ちょっと小休止…という感じでした。

ジャズフェスで2つ目に大きいGentilly Stageです。

しかしバンドの皆さん、さすが若いですね。明け方までライヴして、ほぼその足でフェス会場へ来て、そのまままた凄いステージぶちかましちゃうわけですから。
私もそんな彼らのステージを、端っこだけどとても近くで観ることができました。

…いや~~~。
か っ こ い い ! !

f:id:crescentagency:20181228163617p:plain


白状すると、期待以上でした。
基本オッサン好き&打楽器奏者好きの私ですから、いくらNew Orleans期待の新人とはいえ、トロンボニストの若者の音楽ってどうなんだろ…って思いもあったんです。正直な話、管楽器奏者に惹かれたことってないし(チャールズ兄さんはNevilleなので例外)。
もうね、見事に覆してくれました。
それまで「24歳のキュートで人懐っこい好青年」だったTrombone Shortyくんが、ステージに立つと、そりゃも~、ぐんと男らしく見えちゃって(惚)。かっこいいのなんのってまあ。
そして決して大柄じゃないんだけど、アスリート並みの綺麗な肉体(うっとり)はステージ映えし、音もすごくパワフル。歌っても声もいい。
なんたって、観客の心を掴んでいく華とオーラがあります。とにかく楽しい!!
CDではわりと収まりの良い印象だったのが、いい意味でぶち壊されました。もちろんCDはCDでかっこいいんだけど、彼は断然ライヴ!
いやもう、ホントにね。スターだわ。
フジロック行こうと本気で思ったもん(笑)。

今や超売れっ子ショーティくん、フジロックの前後も予定がいっぱいということで、今回は東京での単独公演をブッキングできなかったようです。
次回は是非とも余裕を持って来日し、全国ツアーでもやってもらいたいです。
追っかけたいくらいだわ~。

ライヴ終了後はCD売り場横の小さいブースでサイン会。
私たちが行った頃には既に長蛇の列でした。
しかも終演後に新作Backatownが一気に売り切れちゃったそうで、マネージャーさんたちが急遽手持ちの在庫を補充すべくあたふたしてらっしゃいました。店内でもスタッフらしき方々が「ショーティのCD売り切れで~す!」とか言って回ってたし。
私もサイン&写真撮影しちゃいました(すみませんねぇ、ミーハーな話ばっかりで…)

f:id:crescentagency:20181228163817p:plain


本当は遅めのお昼を食べて少し休んだらVan Morrisonを観るつもりだったんだけど、余韻で軽くトランスしてたうえ雨も止みそうにないし、サイン会も長引いちゃったので結局CD売り場付近でのんびり過ごしてました。
今思えば少しもったいなかったかなぁって気もするけど、雨と連日の疲れと興奮、そして最後に控えたNevillesへの備えを考えれば妥当な選択だったかもしれません。

ちなみにこの日のお昼はローカルフードではなく、メキシカン風のタコライスのようなものをNetive Americanのエリアで購入。なかなか美味しかったです。


そしていよいよ最終日ヘッドライナーにして最終目的にしていちばんの楽しみのひとつにして…ってああもう、なんでもいい(笑)。とにかくNeville Brothers。
友人ご夫妻とはその日の夜にも会う約束をしてたんですが、彼らは最後まで残らずちょっとぶらぶらしてホテルに戻ってる~ということでここでいったんお別れ。

幸い雨はまた小降りになり、私もいい場所で観たかったので、かなり早めにステージに向かいました。
Nevilleを観れる楽しみと、ああこれが終わるとジャズフェスも終わっちゃうのね…という寂しさと。

 

2018年雑感:

この時の、「スターが生まれつつある瞬間」みたいなのは今思い出しても興奮します。

しかし読み返した私は「タコライスなんて今年売ってたっけ? 食べたかった!」と、「いくら余韻に浸るとか雨とかいってもVan Morrisonパスするかおい!」という気持ちでいっぱいです。確か結構疲れてたのと、万全な態勢でNeville Brothersに臨みたかったのもあって諦めたんだけど、それにしたってチラ見くらいすりゃよかったものを。