【蔵出し】Jazzfest 2010 - May 2 pt.1

【 バックステージ! 】

ジャズフェス最終日の朝。
約束の時間に友人から電話。
開口一番、「昨日、Jeff Beckに会っちゃった~!」と興奮気味です。
なんでもJeffがマネージャーと一緒に、Trombone Shortyのライヴを観に来たんだそう。
友人ご夫妻も顔を出していたので、一緒に写真撮ってもらったりしたんだとか。
このライヴ、私もよかったらおいで~と言っていただいてたんですが、いかんせん夜の2時スタートだったのでお断りしちゃったんですよね~。翌日のNevilleは万全の体調で臨みたかったし、Shortyくんのステージはフェスでも観るつもりだったし。
友人もTroyのライヴが始まるのを見届けたらホテルに帰るつもりだったのですが、Jeff騒動(?)で結局明け方近くまで 残っちゃったそうです。
まあ私はJeff Beckはそんなに知らないので、すっごい残念!!てわけでもないんですが、でも見れるもんなら近くで見てみたかったかも(ミーハー)。
帰国後、Trombone ShortyくんのTwitterアカウントをフォローしてるんですが、NYだったかでJeff Beckに会ったって書いてたし、もしかしたら今後共演とかの可能性もあるかもしれませんね!!

そんな感じで幕開けた最終日ですが、予報どおりお天気はあいにくの雨。
3日間どうにか持ちこたえてくれたんだけど、遂に降ってしまいました。

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もっとも私が行く前はひどい雷雨だったらしいし、雨の多いと言われるこの季節、3日間は降らずにいてくれたのはわりと運が良かったと思います。
雨のジャズフェスもご愛嬌。
ただ残念なのは、この日のために持参したNeville Brothers Tシャツ(前回来日時に購入)がレインコートで見えなくなっちゃうこと(笑)。

それはそれとして、この日も友人ご夫妻と待ち合わせて会場へ向かいます。
まずはSierra Leone's Refugee Allstars。
西アフリカのシエラ・レオネという国の難民キャンプで生まれたバンドです。
彼らの知名度がどの程度なのかは知りませんが、フジロックにも出演経験があり、Aerosmithのツアーのオープニングを務めていたこともあります。
彼らの祖国を舞台にした映画Blood Diamond(Leonardo Dicaprio主演)でも、彼らの音楽が使われています。
私は数年前に彼らのドキュメンタリーを観て心を打たれたことや、ほんの少しながらこのバンドを支援させていただいたこともあったりで、彼らのステージを観るのはとても楽しみにしてました。

でですね…ちょっと色々あって、開演前にバックステージに入れてもらっちゃいました。しかも、楽屋に連れて行ってもらって、メンバーと一緒に写真まで撮ってしまうという(相変わらずの)ミーハー全開っぷり。

きゃー。どきどき。。

メンバーの皆さんは、開演前のあわただしい時間帯なのにもかかわらず、ニコニコと笑顔で歓迎してくれて、日本から来たと言うと「フジロック行ったよ!」「日本楽しかったよ!」って口々に声をかけてくれます。
彼らはムスリムのはずなので、女性の私からやたらにスキンシップするのはNGかな~と思ってたんですが、ごく自然に握手やらハグやらしてくれました。
母国での彼らの状況は決して楽じゃないはずなんですけども、あの笑顔に救われた気分でした。
同時に、ライヴがますます楽しみになってきて。

そのままステージ裾の席からライヴを観させていただきました。
お客さんも見えます。雨降ってるけどたくさん集まってます。
開演前のメンバーの様子も見える席だったので、民族衣装風の服に着替え、いろんな打楽器を抱えてわらわらと集まる彼らの姿を見るだけでもテンションあがります(笑)。

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CDではメッセージ性の強い歌詞でルーツレゲエっぽいサウンドが中心ですが、ライヴはもっとアフロビート炸裂!って感じの力強いものでした。
ちなみに最近発売になった彼らのセカンドアルバムRise & ShineはNew Orleans録音、現地のミュージシャンも結構参加しています。とてもかっこいいのでよかったら是非聴いてみてください。


で、本当は彼らを最後まで観たかったんだけど、後ろ髪引かれつつも途中で抜けさせていただき、Ruthie Fosterのステージへ。
実は私は全然知らない人だったんですが、友人ご夫妻からも「すっごくいいから是非ぜひ観て!!」と言われていたのです。ダグさんも大絶賛だそう。ちなみにローカルの人ではなく、Texas、確かAustin在住とか言ってました。
で、雨で足元も悪く、道に軽く迷ったりもして(何日目だと思ってるんだ…)結局あまりじっくりは観れなかったんだけど、確かにめちゃくちゃカッコよかったです。
Ruthieはじめ、バンドメンバーが全員女性なんです。でも侮るなかれ、かなりの迫力サウンドで、ドラマーもかなり萌えました。。

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滞在中はたくさんライヴを観たけど、女性ドラマーはこのステージだけだったんじゃないかな。かっこええ~~。
少ししか聴けなかったのが残念。今後要チェックです。


そしてそして、Ruthieのステージが終わったら、いよいよ最終日の目玉その1、Trombone Shorty & Orleans Avenue。

 

2018年雑感:

その後ショーティくんはJeff BeckツアーのOAだったかな?本当に一緒に演奏することになってました。すごいなぁ。

そしてバックステージ。ほんと、貴重な経験をさせていただきました。この時のバックステージパス(というかシール)は今も大事に保管しています。