【蔵出し】Jazzfest 2010 - April 30 pt.3

【 神との邂逅 】

フェスも2日目を終え、いよいよ「神」ことジガブーさまとの(一方的な)ご対面が近づいてきました。


そもそも「あ~、ジャズフェス行きたいなぁ…」という漠然とした思いを、「ジャズフェス行くぞ!」という具体的な行動に変えた切っ掛けとなったのが、この人だったと言っても過言じゃありません。
細かい部分は定かじゃないんですが、かつてJapan Blues Carnival(違ったかも)でジガブーさまを呼ぶ話があったんだけど、人が集まらないということでポシャった、という話を熱心なファンの方から聞いたんですね。
なかなかドラマーの人気や知名度だけでお客を集めるのは難しいんだと。

 

だったら私から会いに行くしかないじゃない!!!

 

この発想が正しいかどうかはさておき、私の「来てくれないなら会いに行く精神」は、ここで火がついたように思います。


しかし今年は焦りました。
ジガブーさまは当然フェスに出演するものと思って準備を進めていたら、出演者にそれらしき名前がない!!
えー!? なんで!??

そりゃ、他にも観たい人はたくさんいるから行っても無駄とは決して思わないけど、ご本尊(?)不在じゃちょっと寂しい。
どうにかならんものかと嘆いていたら、Stanton Mooreとの共演ライヴ@Howlin' Wolfが発表に。そのライヴは私の到着予定の2日前くらいだったんですが、とりあえずフェス期間中のジガブーさまのNew Orleans滞在は確実になりました(ジガブーさまは現在California在住)。さすがにこの公演だけってことはないだろうと思っていたら、案の定ぼつぼつとライヴの予定も入り、ひと安心です。

…これは単なる想像なんだけど。
きっとねー。スタントンが呼んでくれたんじゃないかと。彼、ジガブーさま大好きですから。
ご自分の娘さんに「LISTEN TO ZIGABOO」と書いたTシャツ着せてステージに上げちゃうという、親バカというかミーハーというか、そういうことしちゃう人だから(笑)。
いやいや、そんなStanton Mooreが私は大好きですよ。
ジャズフェス期間中は結局一度も観れなかったけど(ダメじゃん)。
でも今年日本で2回観たし、新作CDも買って帰ったから許してね。
Groove Alchemy(新作)、カッコいいです。ホントに。


…で、前置きが長くなりましたが、ジガブーさまです。
私が行ったのはHaitiのチャリティーイヴェントだったようで、他にも何組か出演してました。
前日のシリルさまで学習してのんびり行ったんですが、やっぱり30分は押してたかな。
ご丁寧にタイムテーブルとか貼ってたけど、全然意味ないし(笑)。

ちなみに会場はMardi Gras World on The West Bankという所で、ライヴハウスというよりは「B級屋内テーマパーク(?)」とでもいう感じ。その名の通りMardi Grasテイスト溢れる、かなり不思議な空間です。

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中に入って、この一種異様な雰囲気への物珍しさに周囲をぐるぐる見回していると…おお! ジガブーさまの物販コーナー発見!!

いやもう、ライヴ前からミーハー全開で恐縮なんですけど…Tシャツ欲しかったんです(笑)。
オフィシャルサイトからも一応買えるけど、取り扱ってない商品もあったし、何よりアメリカサイズの衣類を通販で買う勇気はない。。
結論から言うと、実物手に取って買って正解でした。なぜって、通販では買えないキッズサイズがあったから(笑)。
物販にいた女性が「こっちはキッズサイズだけど、あなたならこれでいいわね~」「あら、その色似合ってるわ」「女性ものが欲しければタンクトップならあるわよ、ほら」と、なかなかの商売上手(笑)。
実際キッズのLサイズでちょうど良く(アメリカ人、デカすぎだよ…)、前述のジガブーファンの知り合いにも頼まれていたので、その人の分もサイズを見繕って購入。

よくしゃべる方だったのと私もTシャツ手に入れて舞い上がっていたのとで、「日本からジガブーさま観に来ちゃいました!」とか余計なことも話したりして(笑)。
でもこの「日本から来た」って、結構インパクトあるみたいですね~。
Nevillesのお2人の時などもそうでしたが、この時もかなり驚かれたり喜ばれたり、なかなかに大げさな反応をされました(アメリカンだからか? 笑)。
私の周りではジャズフェス経験者はあまり珍しくないからそう特別でもないと思ってたけど、やっぱりいくら世界が狭くなったとはいえ、ライヴを観るために海を渡るってのは、かなり少数派なんですかねぇ。
ストーンズの世界規模の追っかけとか、あと音楽じゃないけど海外に野球やサッカー観に行くとか、結構聞く気がするんですけどねぇ。。
まあ、遠くから来てくれて嬉しいと喜んでくださるので構わないんですが。

で、この物販女性もタイムテーブルを出してきてジガブーさまの出演時間を親切に教えてくださったんですが、「遅れてる」的なことはひとことも言わず。その時点でだいぶ押してたと思うんだけど(笑)。

 
…相変わらず長いですが続きます。

 

2018年雑感:

Mardi Gras World、この時の私は何なのか知らないまま行ってたのか…。West Bankの施設って今もあるのかな。初の1人深夜タクシー、初のミシシッピ越えなどなど当時の私なりに結構冒険で緊張してました。決して治安のいい場所ではないので、初心忘るべからずですよね。

そして今思えば物販の女性はジガブーさまの奥様でしょう。非常に商売上手な方でした。