【蔵出し】Jazzfest 2010 - April 30 pt.2

【 New Orleans Social Club!!! 】

さあ。2日目大本命の時間です。
New Orleans Social Club!
メンバーがメンバーなので少し早めに行ったし覚悟もしてたけど、想像以上の大 混 雑 ! !
後で聞いた話ではテント外まで相当な人が溢れていたそう。
なんで野外の大きなステージでやらなかったのか不思議です。

 

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この豪華メンバー!

私にとっては全員がお目当て、という感じなのですが、やはりアイヴァンと同じくお初にお目にかかるLeo Nocentelliが相当に楽しみでした。なんたってMetersのギタリストだし、あと最近だとLeo Nocentelli's Rare Funk Gatheringってバンドのライヴ音源聴いたらめっちゃ良かったんですね~。ギターのことはほとんどわからないけど、この人のギターはすごいカッコいいと思います。はい。

そしてそんなレオさんとの出会いに胸をときめかせながら開演待ってたんですが、なんとメンバーは転換時のセッティングの際、ふつ~にわらわらとステージを出たり入ったり。レオさんも例外じゃありません。

 

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気がついたらステージ上にいて、腰掛けてお水をぐびぐびしていたので、なんか感激するタイミングを逸してしまいました(笑)。
…まあ、いいさ。
(ちなみにアイヴァンなんてポーターさんと話しながらなんか食べてたし…笑)


そして時間がきて演奏前の司会者によるバンドの紹介、英語なので理解は怪しいですが、このバンドはKatrinaの2週間後くらいに、「街から音楽を絶やしちゃいけない」「ミュージシャンとして、音楽でこの街を、人々を元気づけたい」ということで結成されたんだそう。確かアイヴァンが発起人でしたっけ。やっぱりアイヴァン素敵だわ。きゃ。
司会者の説明(よくわからないくせに)でこの動画↓思い出して、じ~んときちゃいました。

(シリルさまの髪型が不思議なんだよね…えらいびっくりした記憶が)

 

【2018年注:ここにYouTube貼ってたんですが、削除されてました。シリルさまの髪型が記憶にないんだけど、どんなだったのかすごい気になる】

 

あ、でもね。この司会者、メンバー紹介の時にRaymondだけ飛ばしたんだよ(怒)。
そりゃ、他の人たちに比べたら派手なキャリアじゃないけどさ~。いいドラマーさんなんだからさ~。私大好きなんだからさ~。。

まあいいでしょう。良くないけど。
とにもかくにもライヴ開始です。

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セットリストはLovin' You is on My MindやFortunate Son(ドラムとヴォーカルが特に大好き!)などの持ち曲に、AfricaやTalkin' Bout New OrleansのMetersナンバー(なんせメンバーお2人いらっしゃるしね)、TipitinaにBig ChiefなどFessナンバー、合間にジャムセッションぽいのが入ったり、んも~、どこを切り取っても素晴らしい!
AfricaではAfrica~♪の部分をアイヴァンがNew Orleans~♪と歌って歓声上がってました。
(ちなみにこれ、シリルさまもやってました。うふ。)
Big ChiefはIvanとGeorgeが交代でヴォーカルとってました。シリルさま以外のヴォーカルになかなか納得できない困った私ですが、これはすばらしかった!

…しかしまあ。ほんと最強ですよ。ため息出ちゃう。
あまりに良かったのでライヴレコーディングを買って帰ったのですが(録音のあったバンドは$15くらいで会場内で売ってくれるんです。後からも買えるけど)、今あらためて聴いてもやっぱり本当に素晴らしい。
Katrinaがなければこのバンドの結成はありえなかった…と思うとなんとも皮肉なんですが。

レオさんはお身体こそ大きく成長してましたけど(笑)、キレキレでぱきぱきのギターは健在、
George Porterさんのぶいぶいと力強いベースも最高に気持ちよかった。
Raymondの叩き出す絶妙な「間」にテンションが上がり、
Henry Butlerの神懸かりな演奏に魂を持って行かれ、
そしてアイヴァンのファンキーなオルガンと天賦のオッサン声(褒めてます)。
ああ夢みたい。。

New Orleansまで来てよかったなぁ、と、あらためてしみじみ思ったひとときだったのでした。
(滞在中、何度も思ったんだけどね、笑)


終了後は余韻の残るBlues Tentにそのまま残り、Derek Trucks & Susan Tedeschi Band。
ライヴはす~ごいカッコ良くて、特にSusanがめちゃくちゃオトコマエ!! 夫の影が…って感じだったんですが(笑)。後で聞いた話だとデレクは脚を骨折して完治してなかったんだとか? 確かにずっと座りっぱなしでした(だから余計に存在感が…だったのかも)。
しかし白人女性であの声であれだけ迫力のブルース歌えちゃうのすごいですね。しかも華奢でもないけどガタイがいいわけでもないのに。ま、人種はもはや関係ないのかもしれませんが。

ただまあ、このバンドも大人気ですごい人。
なんだか急にテント内の温度と湿度が上がっちゃって暑いし息苦しくなってきたので、もう一人のお目当てだったKirk Franklinでも観に行こうと外に出ました。

なんですが、途中のステージから「いかにもNew Orleans!」って感じのとってもご機嫌な打楽器群の音が聞こえてきて、ふらふらと吸い寄せられるように音のする方へ(笑)。
Mardi Gras Indian Orchestraというバンドで全然知らなかったのですが、なんだかすごい楽しくて、結局最後までそっちに残っちゃいました。
Kirk Franklinは時々日本にも来てるし(秋にも来日するらしい)…まあ、観たければ他に機会はあるなと。ごめんね。
だって、やっぱどうせならローカル音楽観るの優先したいしさ。。


そして帰りのシャトルに乗り込んだのですが、その前に途中でGypsy Kingsの「ぼ~ら~れ♪」が聞こえてきました。こっちも盛り上がってて楽しそうだったなー。

街に戻ったらなんと友人ご夫妻にバッタリ会い、せっかくなのでしばしお茶。

そしてご友人夫妻はアメリカの音楽業界と長くご縁があるため、いろんな面白い話を聞かせてくれました。(2018年注:ゴシップ的なので消そうかと思ったんだけど面白いので一部伏字で残します)
ヴ〇ン・モリ〇ンやジャ〇ソン・ブ〇ウンがものすごい神経質で、特にヴァ〇・モリ〇ンもはやパラノイアっぽいとか(笑)、
ステージ上ではオトコマエで迫力充分のス〇ザン・テデ〇キですが、実際には年下夫にメロメロのす~ごく可愛い女性だとか、
今回ドタキャンしたア〇サは今回に限らずここ数年ちょっと言動がおかしいらしく、頻繁に電話番号を変えては連絡が取れなくなり友人のメ〇ヴィス・ステ〇プルズを困らせているとか…。

そんなお話を聴いているうちにあっという間に時間が過ぎ、そろそろ夜の準備へ。
いよいよジガブーさまとのご対面が近づいてきました。

どきどき。

2018年雑感:

New Orleans Social Club、最も印象に残ってる公演のひとつです。今でもこの時のライブ盤はよく聴いてるし。このメンバーも、もう今は観ることができないんだよなぁ。

そしてこの時のデレク・トラックスはとても繊細そうな青年という感じでしたが、今やすっかりクマおじさんになりました。

ゴシップネタ、すっかり忘れてたけど今読み返すと面白いのでバレバレの伏字で残してます(笑)。まあヴァ〇・モリ〇ンは「いかにも」って感じですよね。