【蔵出し】Jazzfest 2010 - April 29 pt.1

【 Ivan Neville's Dumpstaphunk ほか 】

いよいよジャズフェス初日。
Cube(タイムテーブル)を眺めていると、あの人もこの人もとキリがなくなってしまいます(そうやって悩む時間もまた楽しいんだけどね)。
知らない名前を見たって、新しい出会いとか期待しちゃいます(妄想しすぎ?)。
でもこれらを全力で網羅するとなると、ともすればDisneylandを開演から閉園まで楽しむ的なエネルギーが要る。残念ながらそれを4日続けるような若さや体力はないし、体調崩しちゃ元も子もないので、どうしても観たい人はしっかり、それ以外は体力もろもろと相談しつつ、成り行きに任せて…ということにしてました。
まあ、いろいろ計画するのが面倒になっただけ、というのもあるんですが。


で、勝手も何もあまりわからないまま、とりあえずチケットを買ってシャトルバスに乗ること10数分(くらいかな?)、会場に到着。バスの中でラジオからGuns'n'RosesのCivil Warが流れていたのをなぜかよく憶えてます。実はこの曲好きなんです。って、どうでもいいか。

 

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着いたー!!

 

やっぱ否応なくテンション上がっちゃいました。
きゃーここがジャズフェスの会場なのね!と、感動。まるで「おのぼりさん」状態。

はやる気持ちを抑えつつ、まず目指すはいちばん大きいAcura Stage。
本日の…というよりも滞在中の本命のひとつ、Ivan Neville's Dumpstaphunkです。
なんたって今回の渡米の最大のミッション(大げさ)はZigabooとIvan Nevilleを観ること。
だって2人とも日本に来てくれないんだもん。こっちから観に行くしかないじゃん、てことで。

といっても初日でまるで勝手が解らないし、出店とかステージとか目に映るあらゆるものが珍しいから、地図を手にキョロキョロ、ウロウロ。方向音痴だし、最初はとにかく「広い!」「ここは何処?」って感じで、ようやくステージにたどり着きました。
直前の出演者も2曲くらい聴いて、転換の20分あまりもおとなしく待ちます。幸か不幸か天気は快晴。暑い!!
でも待ちました。アイヴァンのためですもの。
今思えばそこまでしなくても多分ちゃんと観れたんだけど、なにぶん初めてなので気合い入れすぎちゃいました。
でもまあ、頑張った甲斐あって良い位置で素敵なライヴ観れましたよ!

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アイヴァ~ン!!!

アイヴァンのみならず従兄弟のイアンくん、そしてそして大好きなドラムのRaymond Weber。この人は一昨年のNew Orleans All Starsのドラマーさんだったのが、なぜか直前で違う人に代わっちゃって残念だったのです。
やっと会えて嬉しいよ(感涙)。


ちなみにアイヴァンは最後の曲(Meanwhile)ではギターも弾いてました。
そんなにテクニカルなことはしてなかったけど(笑)、絵的に意外でちょっと嬉しかった。

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写真には写ってませんが2人のベーシストもちょ~ファンキーでかっこよかったです。いいですねぇ、この黒いサウンド。たまりません。


そんなこんなで暑い中も大盛り上がり、のっけからめっちゃカッコいいライヴを楽しませてもらいました。
念願のDumpstaphunk! 最高。大満足です。是非ぜひ、日本にも来て欲しいなぁ。


しかしDumpstaphunkを観たらその日の仕事は終えた気分になっちゃって、後はのんびり。
全てが珍しいので、時間ならいくらでも潰せる(笑)。
御飯食べたり(メニュー選ぶだけでも結構時間かかった)、お店見たり、写真撮ったり、
Soul Rebels(すごい盛り上がってた。楽しかった!)、
Shannon Powellのジャズ~ジャズファンク風バンド(かっこいい~。んだけど何だか愉快な雰囲気も)、
Cedric Watson(さすが王子の異名を取るだけあって、華があった)あたりを少しずつ観たり。

あと、ステージじゃないんですがMardi Gras Indiansの太鼓を作ってるおじさんたちがおもむろに始めた打楽器セッションが面白くて聴き入っちゃったり、
Oklahomaから来たというpow wowというネイティヴアメリカンの部族の人たちの歌を聴いたり。ちなみにこれがすごい迫力で、楽しくって私もよくわからないまま輪になって踊ってました(笑)。


最後まで残るとバスが混むと聞いていたので、この日は特に最後まで観たいステージはなかったし、少し早めに会場を出る。
といっても天性の方向音痴でとんでもない道の迷い方をして、結局そんなに早くなかったんだけど。

 

そして夜はシリルさまふたたび、です

 

2018年雑感:

Dumpstaphunkはその後来日し(ドラムは別の人でしたが)、今年のジャズフェスでもアイヴァン(敬称略)は結構観る機会があったのですっかり忘れてたけど、当時は彼もかなりのお目当てだったんですね。Raymond Weberもその後Dr. Johnと来日したり、ニューオリンズでも何度か観たりできました。あと、帰りのバス待ちの時にElvis Costelloのステージに飛び入りするAllen Toussaint が聞こえてきてちょっと得した気分だったのよく覚えてます。

それにしても今読み返すとジャズフェス初日の浮かれっぷりが初々しいですね。