NCIS: ニューオーリンズ (S2E5)

Foreign Affairs / 捜査協力

焼けたトレーラーハウスからオーストラリア海軍、ラクラン・コルストン大尉の黒こげになった遺体が見つかる。彼は人事交流プログラムでアメリカ海軍、ブラッド・ライダー大尉と交代で、ライダーのトレーラーで生活していた。検視の結果、コルストンは刺殺されたうえに人さし指を切り取られ、証拠隠滅のため火をつけられていた。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)   

 

ちゃくちゃくと内装工事が進むキングのバー。実は、かつてお母さんが歌っていた”Old Trutone”というお店だったんですね。そして内装も当時を再現しようとしている。連れてこられたローレルも懐かしさに感激してました。

ところでキングの元妻リンダ(ローレルの母)には新しくボーイフレンドができたようです。バーや仕事もいいけど、パパもいい人見つけろと言わんばかりのローレル、親が離婚してあまり時間も経ってないのに、すぐにそういう風に切り替えられるもんなのかな〜とちょっと思ってしまいました(いいとか悪いとかじゃなく)。

 

今回の被害者はオーストラリア海軍のコルストン大尉。人事交流でアメリカ海軍のライダーと交換で派遣されてきた。のはいいんだけど、だからって同じ家に住むもんなのか。そしてその家がトレーラーって。アメリカのドラマを見ていると(特に貧しい人設定とかでなくても)トレーラーで暮らしている人が結構出てきて、ああいうのって住民票とかどうなってるのかといつも不思議です。そうかと思うと貧しい人設定なのに(少なくとも日本の感覚では)結構広いアパートに住んでたりして、アメリカの住宅の感覚っていまだによくわかりません(キングだってある意味ホームレスだし)。

 

それはともかく、事件捜査のためにオーストラリア海軍のパーソンズ捜査官がやってきて、合同捜査をすることに。自称完璧主義のパーソンズ、NOLAチームの下調べをしていたようですが、セバスチャンはMIT出身だったのですね。本家マクギーの後輩? まずはコルストンの任務絡みで捜査を進めようとするパーソンズですが、彼女の周囲を振り回す感じにキングは若干イライラしています。

 

ロレッタの検視で、コルストンは刺殺されで指を切り落とされた後に火を付けられたと判明。同様の未解決事件から、殺し屋を雇っての犯行と思われる。パットンが裏サイトで同様の手口で犯行を請け負う「ルイジアナ南部限定の殺し屋」を見つけて(そんなの本当にいるのか…)偽の依頼を持ちかけます。お金の引き渡し場所はルイ・アームストロング公園(Louis Armstrong Park)。パイロット後編のラストシーンもここがロケ地でした。しかしここでもパーソンズの早合点で殺し屋らしき人物を取り逃がしてしまい、代わりに捕まったのがなんとRoss P。数週間前に出所して便利屋をやっており、ゴミ箱からゴミ箱へ封筒を移動させるという胡散臭い仕事を引き受けている最中だったと。パーソンズに対して、キングお怒りです(確かに観ててちょっとイラっとする人ではある)。

 

取り逃がした人物はケーシーという(川向こうにある)Algiers地区在住の男で前科も多数。家に行くと爆発物など置いてあり、やはり殺し屋っぽい。しかしそこにあったのはコルストンではなく、代わりにオーストラリアにいるライダーの写真。コルストンはライダーと間違われて殺されたのか。ケーシーのノートには、「ライダーのトレーラー」、「Dauphine Stにある職場」、「Rampart StにあるBlack Pennyというバー」の3つの住所が書かれていた。Dauphine Stにある職場、ドラマではLogistics Officeとのことでしたが、実際にはRecruiting Officeがあるようです(ただし現在は閉鎖されている)。

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なんと、Vaughan'sのすぐ近く! 近くまでは行ったことあるはずだけど夜だし全然覚えてない。。

そしてBlack PennyもN. Rampart Stに実在するバー。ここでライダーの恋人シェリルが週3日歌っているとのことですが、サイトを見る限り特にライブスケジュールとかは公開されておらず、実際にはお酒を飲むのがメインの普通のバーなようです。場所は先ほどのルイ・アームストロング公園のすぐ近くで、なかなか良さげな雰囲気。

バーのシェリルに話を聞きに行くと、最近Sugar Wellsという男がライダーを探しにきたらしい。彼はギャンブルの胴元で、ライダーからお金を取り立ててはいたが殺し屋ケーシーとの接点はない。一方でケーシーはコルストンの指をオーストラリア宛に送っていた。実は依頼人はライダーで、ギャンブルによる借金を逃れるために自分の「身代わり」を殺させたのか? さらにライダーを調べようとするが、すでにオーストラリア当局に拘束されてしまい話ができない。俺の事件を乗っ取るな!と怒ったキング、ついにパーソンズを捜査から外してしまいます(別にパーソンズ悪くないと思うんだけどな…)。

行き詰まりかと思いきやRoos Pがいい仕事(?)をして、ケーシーの残金受け取り場所が判明。Crescent Community Poolとありましたが実在はしないようです。行ってみるとケーシーは殺されてプールに投げ込まれていました。携帯のメモリーカードからは、コルストンとシェリルの親しげな写真が何枚も。シェリルはコルストンを知らないと嘘をついていて、実はライダーと遠距離になってから寂しくて、コルストンと深い仲になったんだそう。なんだかなぁ。そして自分が好きになった人たちに次々悪いことが起こる…と男運の悪さを嘆くシェリル。ここでピンときたキングとパーソンズシェリルに協力を依頼して真犯人を捕まえます。犯人はシェリルのピアノ奏者ルーク。実はずっとシェリルが好きだったのに振り向いてもらえず、彼女の恋人に次々と危害を加えていたのでした。借金も、カードを乗っ取って作っていたみたいです。こわっ…! ちなみにルークを捕まえた場所(彼の家?)は、ストリートビューだと木が邪魔で見えづらいですが、おそらくここですね。

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フレンチクオーターからは川向こう、Algiers Pointのすぐ近くです。たぶん少し歩くとミシシッピ川の向こう側にフレンチクオーターが見渡せる、なかなかいい場所なんじゃないかと。

 

パーソンズにイライラしっぱなしなキングでしたが、途中で彼女の弁護士時代の身の上話に懐柔されたのか態度が軟化、最後はむしろ何だかいい感じになってました。ローレルは彼女とくっついて欲しそうな感じだったけど、距離を考えるとさすがにないかなー。

そしてRoss Pは、ラサールの口利きでキングのバーの雑用係として雇ってもらえることに。今度こそ更生できるといいですね。