NCIS: ニューオーリンズ （S3E4）
Escape Plan / 大脱走
夫婦のデート中に、夫が男女の2人組にさらわれ、翌朝遺体となって発見された。被害者は海軍航空士官のリード大尉。大尉の携帯の着信履歴にセバスチャンの名前があり、プライドが電話をかけたところ、電話の向こうで大尉の時と同じ手口でセバスチャンが女に声をかけられる様子が聞こえてくる。現場へ駆けつけるが……。（スーパー！ドラマTVサイトより引用）
愛しのセバスチャン大活躍エピソード。ああああキュンキュンする。
冒頭でリード大尉夫妻がデートしていたお店はKermit's Treme Mother-In-Law Lounge、演奏していた方（トランペット）はオーナーのKermit Ruffins率いるBBQ Swingersです。
彼はS1E15（マルディグラエピ）でも冒頭で演奏していました。
ちなみに奥さんが「カーミットのライブで携帯見るなんて…」みたいなことを言ってたけど、そんな人いっぱいおるやんと内心思わず突っ込み。日本と比べると良くも悪くもライブへの敷居が低いのか、わざわざ来て、まともに音楽聴かずに飲んでばっかりの人、ずっと喋ってる人とか結構います。それでも他の州から移住してきたミュージシャンの方いわく「ニューオリンズに来るお客さんたちは音楽聴いてる方」らしいですが。
さて、Mother-In-Law Lounge近くの高架下で男女2人組に拉致されたリード大尉が遺体で発見されます（発見場所は不明ですが、ハリケーンで放置されていた場所…という割には治安が良さそうな雰囲気でした）。「ベーグルが最悪」と愚痴るグレゴリオに対し、「Stein'sを試してみろ」というキング。Stein'sとはMagazine StにあるStein's Market & Deliのことです。
大尉の携帯にセバスチャンへの発信記録があったことから、キングはセバスチャンに連絡を取ろうとします。
その頃セバスチャン宅には初登場のママが訪ねてきました。心配性でお喋りなのは母譲りだったんですね。2人が一緒に朝食を食べに行ったお店はSurrey's Cafe and Juice Barで、上述のStein'sと同じMagazine Stにあります。Surrey's同じ通り上に2店舗あるのですが、ロケ地になったのはSurrey's Uptownの方。
なお、去年Stein'sとSurrey'sを実際に訪ねてみた時の記事はこちらです（Surrey'sは外観のみですが、Stein'sではキングもお勧めのベーグルを実際に買ってみました！ ）。なお、Surrey'sのお店の前で演奏していたバンドはエンディングのクレジットによるとAlexis and the Samuraiだそう。私も名前を聞いたことがある程度なんですが、SamuraiはおそらくメンバーのSam Craftさんをもじった名称で、いわゆる「侍」は関係ないんじゃないかな、多分。
そしてSurrey'sの前でキングとの通話中に、大尉と同じ手口で拉致されたセバスチャン。連れていかれた場所は頻出ロケ地な2本煙突の建物ですが、どうやらここ、Market Street Power Plantという旧発電所だったんですね。
2015年にディベロッパーに買い取られたようですが目下開発の具体的な予定はないらしく実質空き施設なので、ロケに使いやすいのかも。
セバスチャンはここで誘拐犯に脅されますが、誘拐犯のセリフからロレッタがTreme在住、セバスチャンママはHotel Monteleone（ここもおなじみロケ地です）に滞在中と判明しました。ホテルからセバスチャンの家まで車で十数分、心配性な過保護ママならもうちょっと近くに泊まってもよさそうなもんですが、せっかくのニューオリンズ訪問だから有名老舗ホテルのMonteleoneを選んだのかな。ていうか、ロレッタがセバスチャンの「大切な人」という設定が地味に良かった。セバスチャンママとロレッタ、2人の母親に愛されてる感じですよね。
パットンとラサールがセバスチャンの自宅に行ってリード大尉との接点を探ったところ、同じ脱出ゲームで州内トップを争う間柄でした。ちなみにパットンは合鍵を持つ仲だけど、あまり親しくないラサールは初訪問。セバスチャン、ラサールと仲良くなりたくてアラバマ大のフットボールのDVD観てたなんて、健気でちょっと泣けます。
なおセバスチャンの自宅の建物は残念ながら今のところ特定できてませんが、おそらくSurrey'sの近所だと思われるのでUptown（Lower Garden Districet）のどこかでしょう。
誘拐犯が乗っていたバンは見つかったものの燃やされており証拠が出ませんが、グレゴリオがFBIで開発中のシステムをこっそり使って、発電所を特定します。グレゴリオさん、なにげに服装カジュアルダウンしたり無許可でシステム使ったりと少しずつNOLAチームに染まってますが、いざキングに指摘されると「そんなんじゃないもん( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ」となっちゃう相変わらずのツンデレぶりが可愛い。
発電所にあった焼死体がLaffitte連邦刑務所（これは実在しなさそう）の看守で、その後キングの人脈と、セバスチャンが辛うじてコンタクトしてきた状況から察するに、どうやらセバスチャンはこの看守に成りすまして誘拐犯とともに刑務所に侵入し、セルビア人の大物犯罪者の脱獄を手伝わされているようです。リード大尉は協力を拒んだため殺されたのでしょう。
助けに行くと息巻くキングに「計画があるから」と待ったをかけるセバスチャン。脱獄を敢えて成功させたところを捕まえ、同時にセバスチャンも助けると言うキングに対してグレゴリオは無茶苦茶すんなと反論しつつ、結局協力しちゃうところも「らしい」ですね。
セバスチャンはパットンが追跡できるように巧妙に痕跡を残しつつ、ゲームさながら脱獄に成功しますが、刑務所のパトロールに見つかって銃撃戦になってしまいます。よせばいいのに（？）逃走するセルビア人一味のトラックの荷台にタブレットを抱えて紛れ込むセバスチャンと、「タブレット投げ込めば済んだのに」と身も蓋もない正論で切り込むグレゴリオさん。まあ、そうだよね…。結局セバスチャンは見つかってしまいますが、キングが助けに駆けつけた時にはなんと犯人を棒で殴り倒してた。怖がりなセバスチャンが度々機転を利かせ、最後は犯人を物理で倒す。お約束の展開だけど最高でした！ グレゴリオじゃないけどまさにbaddass、ちょっとウザめの冴えないオタクキャラだったのに、すっかりヒーローです。いや私はあのウザめな部分も含めて最初からセバスチャン推しだったけどね！ しかしあまり目立たなかったけどパットンのナイスアシストや信頼関係が垣間見れたのも良かった。頭いい男子大好きです。
セバスチャンは子どもの頃から病弱だったらしく、だからこそ過保護になっちゃうママに最初は言い返せない感じのとこもあったけど、最後は自信満々でSurrey'sのウェイトレスさんの電話番号まで訊いちゃってました。そういやネットで可愛い子と知り合ってデートしてたけど、あの子はどうなったのかな。えっと、陰謀論ネタも楽しそうだしMaple Leafも喜んで一緒に行くしDirty Coastでお買い物も付き合うけど私じゃダメですか？！と食い気味に行きたいとこです。
