NCIS: ニューオーリンズ (S1E21)

You'll Do / メッセージ

ラサールは兄のケイドから呼び出され、サヴァンナと共に駆けつけると車のトランクにケイドの交際相手ウィンディの遺体を見つける。警察に連行されたケイドは何も覚えていなったが、ウィンディには恐れている男がいたと思い出す。プライドは合同捜査を開始し、その後凶器のロープが見つかったと連絡が入り……。(スーパー!ドラマTVサイトより引用) 

 

一応ラサール兄弟のエピソードなのでしょうが、ブロディが最後にわりと美味しいとこ持ってった感じがありました。いやー、カッコよかった。そしてBaitfishことポール・ジェンクスが再び現れ、最終話に向けて盛り上がってきました。

しかしラサール兄弟の子役、そっくりでビックリです。よく見つけてくるなぁ。

 

ラサールとサヴァンナは付き合い始めたみたいだけど、クライアントの家族と付き合うのは…みたいな話はよかったんですかね。ケイドは投薬治療も続けて仕事も見つけてと順調そうですが、どういうわけかバーでお酒を飲んでしまい、記憶が飛んで気がついたら車のトランクにガールフレンドのウィンディの遺体が。慌ててラサールを呼び出しますが、その現場はCrescent City Connectionの下あたりと思われます。S1E6の現場もこの橋の付近でしたね。本来NCISは管轄外の事件ですが、キングがNOPDのメシエ刑事に頼んで合同捜査という形にしてもらいます。

そんなわけでロレッタが検視をしたところ、遺体はVoodooの女神Erzulieのシンボルのネックレスを身につけていた。Voodoo(ヴードゥー)とはハイチやニューオリンズなどの土着の宗教で、フレンチクオーターにはHistoric Voodoo Museumなんてものあって、なかなか怪しげだけど面白いところでした。ロレッタいわく、Erzulieに捧げ物をすることで人生の混乱を鎮めてくれるとのころですが、彼女のお気に入りの捧げ物はジュエリーや香水、ケーキにリキュールなどらしく、なかなか俗世の女子っぽいです。

 

ケイドは犯行を否認しますが不利な証拠ばかりが出てきてついに逮捕されてしまう。ブロディがラサールを初めて「クリス」と呼んだんじゃないかな。キングはラサールを事件から遠ざけるため別の事件の捜査を命じます。「俺は規則を破るけどお前はダメだ」ってジャイアンか何かですか(笑)。

その事件とは潜入捜査中のパーシーが4th Streetのギャングから持ちかけられた、海軍支給の銃の密売。彼女が初登場したS1E17ではFourth Street Clinicという診療所も出てきたので、その続きでしょう。密売の現場に立ち会ってパーシーをバックアップすることになります。

 

しかしラサールが大人しくしているわけもなく、ウィンディの家に勝手に侵入して捜査をし、なんと隠しカメラを発見します。ウィンディが生前ある男を恐れていた、というケイドの主張、あまり誰も信用してなかったのですが俄然現実味を帯びてきました。カメラの製造番号からたどり着いたのは、ストーカー前科もあるReid Gorie。正確な自宅の場所はわかりませんが、キングたちが家に向かうシーンの背後でSt Charles Streetcarが走っていたことや、その後ご近所でキングがワニに遭遇することなどから、Audubon Parkの近くかな? ていうかこの辺本当にワニ出るんだろうか…。

Reidのアリバイは曖昧ですが、隠しカメラはラサールが無断で侵入して見つけた違法証拠なので逮捕もできません。しかも彼から提供されたカメラの映像には、ケイドとウィンディが喧嘩する場面が映っている。ケイドは疑われるのが嫌で黙ってただけで、その後電話で謝って仲直りしたと言います。

 

一方ラサールとサヴァンナが歩いていたのは、Royal Sonestaらしき建物が見えたので多分Bourbon St.じゃないかな。パーシーが車で迎えにきてましたが、潜入捜査中なのにこんな目立つ場所で待ち合わせていいんだろうか。。

2人が向かった廃工場らしき密売現場は、おそらくSouth Peters St沿いのここでしょう。

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Mercedes-Benz Superdomeが映っていたので、位置関係から推測してセバスチャンばりに頑張って見つけ出しました。セバスチャンといえばReidが提供した映像が編集されていることを見抜きますが、そこからの取り調べで結局アリバイが証明されてしまいます。でも一方であらためて」ケイドの薬物検査をしたところ、犯行時刻の彼は薬とアルコールの影響で記憶がないだけでなく、力も出なかったため到底ウィンディを殺せる状態じゃなかったことも判明。ラサールとセバスチャンてあんまり接点ないけど、ケイドの疑いが晴れて抱きつくセバスチャン可愛かったです。

 

一方過去の類似事件など調べていたブロディですが、カメラ映像を見直して、ネックレスが死後犯人により身につけられたのではと気づく。似たような事件の目撃者だというエロイーズ・サンチェスの家を訪ねます。住所はMoss Hill Road 907とのことですが、ニューオリンズにはMoss Streetという地名しかありませんでした。そしてこの住所、事件直前にケイドが行ったバーのバーテンダーの住所でもあった。エロイーズは人が死ぬのを見ると興奮し、その興奮をErzulieに祈って鎮めていたということで医療少年院にいた過去がある。恋人のバーテンダーはその世界に引き込まれてしまったようです。2人で協力してケイドのお酒に薬を混ぜて記憶を失わせ、ウィンディを殺して罪を着せていました。エロイーズ宅に単身訪れたブロディを助けるべく急行するキングとラサールですが、着いた頃にはブロディさん2人とも倒したあとでした。強い!かっこいい!!

 

晴れてケイドは釈放されますが、アラバマに帰ることに決めたようです。まあニューオリンズは誘惑多くてお酒断つの難しいだろうし、故郷でのんびり治療する方がいいかもしれません。

一方、サヴァンナがラサールの家で料理をしながら待っていたところ、ジェンクスが現れて銃を突きつけます。タイトルの"You'll do(あなたでいい)"がここで出てくるんですね。ボス(キング)へのメッセージとしてラサールを撃つつもりで来たが、いなかったから代わりにサヴァンナでいい、って感じでしょうか。銃を突きつけられたところで終わってしまったので、次回が気になるところです。