NCIS: ニューオーリンズ (S1E3)

Breaking Brig / 逃亡犯を追え

ニューオーリンズに入港した、囚人4人を刑務所まで運ぶバスが横転し、警備員と運転手と囚人1人が死亡し3人の囚人が脱走する。海軍航空基地保安部のアディ・ワトキンス大尉が海軍との連絡役としてチームに協力し、逃走した3人の名前が判明。プライドはその中の1人の名が「国家の敵」のアナグラムであることに気づく。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)

 

これまでとうって変わって、ご当地ネタはかなり少ないエピソードでした。舞台もアラバマミシシッピなど他州にわたっていたし。その分、しばらくニューオリンズを離れたブロディに「街が恋しくなった」と言わせてくれたのがちょっと嬉しかったです。

そしてヴァンス局長にギブスが本家からゲスト出演。キングとギブスのハグとか見れて嬉しい反面、そろそろ本家に頼らず独り立ちして欲しい時期かなぁ、という気も。。

 

冒頭で犯人グループに奪われた車が見つかったのはPearl Riverというニューオリンズ近郊の小さな街。軽く調べてみたら、なんとHoney Island Swampに隣接する街なんですね(私が愛してやまないニューオリンズHoney Island Swamp Bandの由来となった場所ですね!)。キングが怯える少年レミーを励まし、「仲間だ」と言ってバッジをあげちゃうあたり、ホレイショ顔負けのお子様プレイでした。

 

ダルトンが捕まったのはアラバマ州のMobile Memorial Hospital(たぶん架空)ということで、地元っ子ラサールのテンションが上がってましたが、短期で引っ越しを繰り返していたブロディにはあんまりピンとこなかったもよう。ニューオリンズに腰を下ろして、安住の地になればいいのですが、この時のセリフはそこまで考えて作られていたのかな…。ちなみにブロディが言ってた"Sweet Home Alabama" thingは、やっぱりこれだよね。ニューオリンズまるで関係ないけど。

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そしてババコフが殺された現場はミシシッピ州のMoss Pointということで、調べたらニューオリンズから車で1時間40分ほど。鉄道の経路沿いに警備を強化していましたが、実際ニューオリンズから鉄道も走ってます。

 

Lynard Skynard出たついでにニューオリンズじゃないけど音楽ネタをもうひとつ。セバスチャンが点穴のビデオを観ていたシーンで着ていたTシャツは、J Roddy Walston and the Businessというサザンロックバンドのものです。前回のRebirth Brass Bandネタといい、セバスチャンはなかなかの音楽好きという設定なんですかね。

 

そしてラスト、ブロディとラサールがオフィスに大鍋を持ち込みShrimp Boilを作る(なんつーオフィスだ)。調味料を入れるタイミングで揉めていたところに、キングが「全部同時に突っ込むんだよ!」。実際どうなのか知りませんが、順番とか考えずぶっこむ感じは確かにニューオリンズぽいかもしれない。

その後3人で飲んでいたビールはLA-31 Bière Pâleルイジアナ州醸造所で作られているクラフトビールです。ルイジアナ州には結構たくさんの地ビールがあって、ニューオリンズのレストランやバーで色々と飲むことができます(スーパーやコンビニでも手に入る)。残念ながら日本では滅多にお目にかかれないのですが、州内の有名なメーカーAbita BeerのAbita Root Beer(ノンアルコール)だけは、なぜか日本のShake Shackで売られています。去年だか、何も知らずにお店に入ってメニュー見てびっくりでした。Shake Shackはニューヨーク発祥のお店らしいですけどね。そして私はルートビア苦手なのであんまり嬉しくない。せっかくのAbitaなのに…。

 

しかし巻き込まれた被害者かと思われたナッシュが実はMole(字幕では「モグラ」となってたけど要するにスパイ)で、彼を信じていた元婚約者が気の毒です。立ち直れるといいのですが。そしてブロディを救うためとはいえナッシュを生け捕りにせよとの命令に背き射殺しちゃうキング。ギブス、ヘティに習い、NCISシリーズのボスは基本上の言うこと聞かないのですね。しかしああいうシーンっていつも思うんだけど、現実には足元とか撃って捕まえるのは無理なのかな…。まあお互い命かかってる状態でプロトコルも厳しそうだし、そう簡単に行かないのか。