New Orleans Jazzfest Tips - 移動手段

会場までor会場からの移動手段
会場はミッドシティと呼ばれるエリアにあり、フレンチクオーター(観光の中心地)から車で10数分くらいでしょうか。

移動手段として一番メジャーなのは公式のシャトルバスで、フレンチクオーターのSheratonホテル(ジャズフェスのオフィシャルホテル)前、および蒸気船Natchez号の乗り場から往復のシャトルが出ています。2018年時点で片道10ドル(往復20ドル)、乗車チケットはSheratonの1Fロビーの特設会場(2010年情報)や、フェス会場のチケット売り場・シャトル乗り場などで買えます。地元のスクールバスをチャーターしたりしてガンガン来るので、行きも帰りもそんなに待たずに乗れます。会場とミッドシティ内を往復するシャトルも出ており、距離も近い分値段も安いのですが(2018年時点で往復15ドル)、場所などあまり詳しくないので割愛します。
余談ですがシャトル内はエアコン効きまくってて結構寒いです。

(2019年4月追記→ 往復22ドルに値上がりしてます)

 

シャトル以外の移動手段としてはタクシー、あとはUberLyftなどのライドシェアになります。いずれもメリット・デメリットあるので順番に書いていこうと思います。なお、ライドシェアは日本ではまだあまり馴染みがないですが、使い方は解っている前提で書かせていただきます。

(2019年4月追記→このエントリーで、ライドシェアアプリの使い方を簡単にご紹介しました)


■ 行き
タクシーは使っていないので不明。
ライドシェアは、降り場がUberLyftでそれぞれ決まっています。Lyftしか使ってないのでUberは解りませんが、Lyftの降り場は駐車場借り切ってちょっとしたラウンジになっていました。しかし「(ラウンジから)会場まで徒歩2分!」と謳っているものの、一番最初の入場口まで約5分、そこから荷物検査や何やらして、厩舎のようなところ(競馬場ですからね)を延々通り過ぎ、最寄りのステージまででも15分くらい見ておいた方がいいです(詐欺だな…)。ただ、スタッフの人が地図をくれるし、看板も出てるし他の人も歩いているので道に迷うことはないでしょう。
そんな感じで距離は結構ありますが、ラウンジではスナック(小袋入りのチップスやクッキー)、冷えたペットボトルの水、Koozie(缶やボトルにかぶせる発泡スチロールの保温ケース)、そしてちゃちいながらサングラスまで無料で貰えます。充電もできるし、フェス会場発着のLyft乗車に使える3ドルくらいの割引コードも1回分もらえました。来年以降もこのキャンペーンをやっているか、またUberも同じような感じなのかは不明です。

ちなみに、運転手さんによっては「降り場が決まってるのは知ってるけど今は誰も見てないから近くで降ろしてあげる!」や、「なんかよくわかんないけどこの辺で降ろすね!」な場合もあります。それで特にお咎めもなかったので、その辺は適当でした。

 

■ 帰り
UberLyftとも各人が勝手に車を呼ぶと混乱するので、乗り場がいくつか指定されています。ただ、どこも会場から結構遠い上、わかりにくいです。そして、これはライドシェアの性質上やむをえないのですが終演直後とかは値段も跳ね上がります。
一方タクシーですが、こちらも乗り場が決まっています。ライドシェアより乗り場はだいぶ近いし、車もどんどん来るのでそんなに待ちませんが、そうは言っても長蛇の列。シャトルより大分待たされるし、疲れていると結構心折れます。あと、一人で乗ろうとすると誰かと相乗りできないかと言われたりします。まあ同じ方向の人を募ってくれるし多少安くなるし、一人で乗るよりある意味安心なのでOKしてましたが。あと、会計時に一度なぜか海外クレジットカードが使えない車に当たってしまい、やっぱりこういう不便さはライドシェアに慣れてしまうとストレスでした…。ちなみにタクシー、今まではニューオリンズに行く度に、地元民にはUnited Cabという会社を薦められていました(いちばんボッタクリの不安がないとか)。フェス帰りはどんどん来るタクシーに流れ作業的に乗せられるので選択の余地はないですが、その他の移動時など、ライドシェアに抵抗のある方はご参考まで。

 

結論として、今のところ、ジャズフェス期間中はシャトルの乗降場から歩ける範囲(フレンチクオーターかCBD(Central Business District)あたり)で宿を取り、シャトルで移動するのが時間的にも金銭的にもいちばん効率的な気がします。それで宿泊代が多少上がっても、払う価値はあるんじゃないかな。早めに予約すればそこまで高くないホテルもあるし(ジャズフェスのサイトからディスカウントコードがもらえるホテルもあったはず)。
もっとも、今後ライドシェアがもっとメジャーになって乗降場も会場から近くなったり料金も下がったりすれば、事情が変わるかもしれません。
なお、自分で車を運転する場合は解りませんが、停める場所を探すのは結構大変そうです。会場周辺は住宅地で、自宅のガレージを時間貸ししてる家とかもあるみたいですが、私は自分で運転しないので詳しくはわかりません。自転車は駐輪場が整備されているようです。詳しくはオフィシャルサイトを参照ください。泊まる場所によってはレンタサイクルやシェアバイクでフェスに行くのも悪くなさそうです。
あと、公共交通機関(バス)はGoogle MapとRTA(Regional Transit Authority)のアプリを駆使すれば行けなくはないです(RTAのアプリの使い方はこのエントリーを参考にしてください)。ただ、値段的には一番安上がりですが、バスは本数もあまり多くないし、乗り換えなどそもそも土地勘がないと使いこなすのが難しいと思うのでここでは触れません(普通に観光する分には便利なんですけどね)。