New Orleans Jazzfest Tips - お買い物事情

お買い物事情
■ 現金かカードか
これはジャズフェスに限った話じゃないですが、ニューオリンズは今も結構現金社会です。少し前に仕事でサンフランシスコに行った時は、文字通り一度も現金を使いませんでしたが(まあ、Tech天国のサンフランシスコも特殊なんでしょうが)、ニューオリンズではそういう訳にはいきません。ジャズフェス会場も、チケットやオフィシャルグッズなどは基本カードOKですが、飲食ブースはCash Onlyですし、クラフトショップもカード払いできないお店もあります。
ただATMは会場内に結構あるので、海外キャッシングが可能なクレジットカードさえ持っていれば、お金がなくなって困ることはありません。最近は現金両替より安い手数料をうたっているカード会社もありますし、その辺は各自調べたうえでご準備ください(なお、ATMは使用の度に取引金額にかかわらず一定の手数料を取られるので、現金を持ち歩くリスクを無視すればまとめて一度に下ろしたほうが得だと思います。私はニューオリンズであまり多額の現金は持ち歩きたくないですが…)。

 

■ 食事
飲食店のブースがずらっと並ぶエリアがあり、食事系はそこに集中しています。お昼時とかは結構並びますが、回転も早くそんなに待たされたことはありません。飲み物やおやつ系の売り場は会場内各地にあります。飲食店ブースが集中するエリアの近くに椅子やテーブルはあるものの、それなりに混んでるので、レジャーシートや折りたたみ椅子を持っていってその辺で座って食べてもいいかも(私はほとんどそうしてました)。芝生なので、雨さえ降らなければ直接地面に座っても大丈夫です。近くのステージから音楽が聞こえてきて、とても気持ちいいです。

値段はソフトドリンク3~6ドル、アルコール5~8ドル、食事5~12ドル、おやつ系3~7ドルくらいでしょうか(あくまで大体です)。
食事は全体的にアメリカのわりに小サイズなので、そういう意味で割高かもしれませんが、普段のレストランが量多すぎな私にとってはむしろ無駄がなくていいかも(1つ2つ買えば程よくお腹いっぱい)。ガンボやジャンバラヤ、ポーボーイにヤカメン、クロウフィッシュ(ザリガニ)にアリゲーター(ワニ)などなど、ローカルフードは一通り食べられます。炎天下で熱々のガンボ食べるのか?とかいう問題はありますが、どれも普通に美味しいです。おやつ系はアイスクリーム(美味しかった)やSno-Ball(カキ氷。暑いので美味しいけど、引くほど大量にシロップかけられた…)、プラリン(ニューオリンズ名産の激甘なクッキーみたいなやつ)、フローズンカフェオレ(フラペチーノみたいなやつ。美味しかった)など、日本の感覚では「ちょっと大きめかな?」て感じ。

ドリンクは、ペットボトルや缶入りの物は普通サイズですが、レモネードなどプラスチックカップで出される物は「こんなに飲めるか!」なアメリカンサイズでした。美味しかったけど。
ちなみにお水は冷え冷えのボトルが3~4ドルであちこちで売られてますが、基本とにかく暑いのでわりといつも混んでます。あんまり冷たくなくていいなら会場内にPublic Waterという無料の水飲み場があって、飲用OKです(私も何回か飲んだけど特にお腹も壊さず無事でした。飲むだけでなく、タオル濡らして汗拭いたりするのにも活用)。こっちは時々並んでるけど、そんなに待ちません。
そしてお水は会場の外で近所の住民らしき人たちが冷えたボトルを1ドルとかで売ってます。入場前に買って持ち込もうとすると没収のリスクもありますが(前述)、帰りにタクシー待ってる時とかに買えるのは結構ありがたかったです。

 

■ その他物販
食事以外の物の値段はピンきりです。数ドルのちょっとした雑貨から数百ドルの絵(地元アーティストによるもの)まで、他にも衣類や楽器などなど、いろいろ売られてます。コンビニ的なお店(General Store)もあって、日焼け止めやタバコ(実は会場、禁煙じゃない…この辺は後述します)などが買えます。エスニック系好きな人ならこの辺見てるだけでも1日つぶせそう。実際私も大好きなんですが、ライブ観るの忙しすぎてほとんど素通りです…。ただ一度だけうっかり帽子を忘れてしまい、カンガ(アフリカのカラフルな布)みたいのでできた帽子を買いました。確か30ドルくらい、カード使用不可でした。

オフィシャルグッズはTシャツ、帽子、バンダナ、トートバッグ、折りたたみチェア(他のを持ち込みも可。広げて寝そべってる人も多いです)、サンダルなどなど、25~50ドルくらいかな。Tシャツはサイズがなくなったりもするので、気になるものは早めにチェックした方がいいかも。ただ、会場内のTシャツはどうにもダサいというか今ひとつピンとこず、実は一度も買ったことがありません…(Sheratonでも別ラインのジャズフェスTシャツが売られていて、個人的にはそちらの方がデザインが好みなので、今回も前回もそっちで買いました)。

あとはBayou Wearというブランドの衣類。毎年ニューオリンズ的なものをモチーフにした新しいデザインが発表され、アロハシャツやサンドレス、ハーフパンツなど売られています。過去のデザインもサイズがあれば買えます。試着も可能。ただ割といつも混雑していて、売り切れるのも結構早い。私は今年柄のサンドレスを買おうと思ったら、既にサイズがありませんでした(涙)。

出演者のCDなどを売るテントもあります。ここではArtist Signingといって1日に3組くらいがサイン会をしてくれるイベントもあり、スケジュールはテント前やInformationに貼り出されます。ただ、ドタキャンとか普通にあるので、あんまり期待しない方がいいでしょう…New Orleans Suspectsもドタキャンでした。しかも、スタッフに訊いても「うーん、来ないよねぇ。なんか連絡取れないし、来るのかどうかよくわかんない」とかそんな反応。いや、いいんだけどさ…いいのか…??

さらにこことは別に、過去の分も含めたジャズフェスのLive Recordings CDを売るテントもあります。フェスのライブは地元ミュージシャンを中心に幾つか録音されており、それをCD-Rに焼いたものが買えます(どういうルートで流通するのか、たまに日本のタワレコとかでも売られている)。今年の分も録音されてから1~2日待てば買えるし、フェス終了までに生産が間に合わなければ追加料金なしで日本まででも送ってれました(2010年情報。現在は不明)。ただこれらの音源は基本的にダウンロード販売もやっていて、日本からもすべてオンラインで買えます(購入はこのサイトから)。CD-Rもチープなジャケットですし、よほど「ブツが欲しい!」とか「記念に!」とかでない限り、敢えてここで買わなくてもいいかという気はします。というわけで、今回は1度サラッと立ち寄っただけでした。