NCIS: ニューオーリンズ （S5E7）
時限爆弾 / Sheepdogs
自動車が爆発し、2人が犠牲に。車の持ち主ポールは、学生の抗議団体に所属。団体を率いるのはプライドの古い知り合いバーナディン教授だった。プライドはバーナディンや学生から話を聞くうち、ポールの元恋人ヤスミンが団体を抜けたことを知る。捜索を進めるうちに本人が現れ、逮捕に応じたが、市内にあと4つの爆弾が仕掛けられているという。（スーパー！ドラマTVサイトより引用）
オープニングのライブシーン、演奏していたのはザディコミュージシャンのSean Ardoinでした。ザディコ（Zydeco）とは南ルイジアナ州発祥の音楽ジャンルなんですが、S1E8で名前だけ登場したのでちらっと説明書いてます。ミュージシャンの登場はは本エピが初めてなはず。ちょうど本国での放送当時、こんなインタビュー記事を見つけたのを覚えています。
ライブをしていた場所、グレゴリオは「フレンチクオーター」と言ってましたが実際にはちょっと外れた川沿いのRiverwalk Gazeboという場所。
S4E16で事件現場になった場所でもあります。まあ狭い街なので、わりとロケ地は使い回しています。
そしてここから少し歩いたあたりで爆発事故が起こりましたが、場所はこの辺。
わりと街のど真ん中な場所なので何となく見覚えはあったんだけど、タコス屋とピザ屋なんてあったっけ？と思っていたら、案の定セットだったようです。
ちなみにここまでのシーンすべてグレゴリオとパーシーのアパートからかなり近く（徒歩数分）です。そういえば、パーシーがFBIに行ってから、グレゴリオは住まいどうしてるんだろう。セバスチャンが一軒家買ったみたいだし、同居しちゃえばいいのに。
爆発した車の運転手はポール・フランカという大学院生で、水兵さんは完全なるとばっちりでした。テロの可能性もあるということでキングも出動（って結構強引な展開…まあこうでもしないとキング出せないからなぁ）。
ポールの通う大学院、Baronne Universityは実在しませんが、ロケはアップタウンにあるTulane Universityでした。
大学関係のサイトにはこんな投稿が。
大学でポールはSAOという、政府や企業にデモや抗議活動を行う団体に属しており、その創設者がキングの友人バーナディンということで、訪ねに行きます。バーナディンいわく、SAOは平和的な団体で爆弾は無関係と言うが、最近までSAOにいたヤスミン（ポールの元彼女）は過激な思想を持ち始め最近追い出したらしい。彼女の車を追跡すると本人が現れて、爆弾はあと4つあると平然と言ってのけてその場で逮捕。
ここからは主にヤスミン対NOLAチーム（主にハンナさん）の心理戦なのでご当地ネタは少なめです。残りの爆弾の場所を答えることなく、やたらに時間を気にするヤスミン。ハンナさんを中心に、なんとか口を割らせようとするチームメンバー。直情型上司ではなかなか見られない新しい展開だったかも。
イスラム教徒のヤスミンは幼い頃から父に見捨てられ、全寮制の学校に入れられて孤独を感じていたところバーナディンに可愛がられSAOに入り居場所を見つけた。と思っていたのに当のバーナディンからその居場所を追い出されてしまった。そのため爆弾事件も彼女に罪を着せるべく爆弾の一部に彼女の指紋を転写していた。しかし当のバーナディンも、実は昔過激な環境保護団体で事件を起こした容疑者でした。そのごどうやって身分詐称して大学教授にまでなれたのか謎だけど。バーナディンは過去の犯罪がバレてキングに銃を向けますが、、キングの説得でヤスミンの爆弾探しに強力することになります。キング、まだPTSDもあるのにあんまり銃向けないであげて…。
ヤスミンは、ポールに車の中で振られたためその車に爆弾を仕掛けた。同じくバーナディンが自分を説得し（、結果的にSAOを追い出した）動物園にも仕掛けたのでは？ということでラサールとセバスチャンが向かったのはおそらく大学ロケ地であるTulane Universityの近くにあるAudubon Zooでしょう。
うっかり起爆装置をオンにしちゃったセバスチャンがどうにか解除…と爆弾ものあるあるな展開でしたが、「気持ちいい場所だしここに残るよ」なんて憎いこと言いながらセバスチャンに寄り添うラサール、最近ちょっと存在感薄めだっただけにベタだけど素敵でした（この2人ってあんまり絡みがないけど、S3E4でセバスチャンは親しくなるためにアラバマ大のフットボールのDVD観たりしてたしね）。
その後バーナディンはヤスミンと直接話すことで爆弾の場所を聞き出そうとするも、ヤスミンが吸入器に仕込んだ毒で殺されてしまいます。しかしSAOがデモをする予定だった製薬会社から爆弾が見つかったことで、ハンナさんがこれを利用して一計を案じてヤスミンから残りの爆弾のありかを自白させて解決でした。爆発を偽装するパットンたち、楽しそうで可愛かったですね。ちなみに製薬会社はオフィスの向かいにあるという設定だったけど、現実のロケ地の向かいにあるのは製薬会社ではなくBourbon Orleansというホテルです。ここはS4の市長選でディベートが行われた場所でした。テロの標的がオフィスの向かいにあるってちょっと都合良すぎる展開な気もしたけどまあいいか。
そして今回はハンナさんの私生活が初めて少し垣間見えました。元夫と娘がニューオリンズに住んでいて、おそらくそれが理由で赴任してきたようだけど、まだ会える心の準備はできていないと。元夫からの電話で「DCにいる」と嘘をついてたけど、あんな狭い街だと共通の知り合いとか偶然出会うとかですぐにバレそうな気も。何にせよ、今後の進展が楽しみです。
そして彼女の抱える事情に最初に気づいたグレゴリオ。出てきたばかりの頃は「あたしゃ興味ないけどねっ( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ！」って感じでツンケンしてたのに、今やチーム一番のお節介キャラになっちゃいました。可愛すぎる…最高です。
