New Orleans Jazzfest Tips - 夜遊び事情・その2

■ Frenchmen Street
最近ガイドブックや旅番組などでもちょくちょく紹介されるFrenchmen Streetは、チャージ無料でふらっと入れるお店もたくさんあります。体力があるならジャズフェス会場からシャトルでSheraton→徒歩又はストリートカーでFrenchmen Streetへ移動が、時間的には一番めいっぱい有効に使えそうです。夕食はフレンチクオーター内で調達するか、Frenchmenでもホットドッグやピザ、タコスなど軽食が買えます。Frenchmen Street入り口付近にあるLouisiana Music Factoryも、フェス期間中は10時くらいまで営業しています(普段は平日7時くらいで閉まる)。
もちろん、遠くに泊まった場合はタクシーやライドシェアなどで行けます。

ライブハウス内ではドリンクが提供され、あまり詳しいことは知りませんがドリンク代が一部出演者にバックされるお店もあると聞きます(なので、どうせならいい演奏が聴けたお店で積極的に注文していきましょう)。値段は1杯4~8ドルくらい(良いリキュール類やワインなど、もう少し高くなることも)、ビールなどを瓶のまま外に持ち出すのは違法なため(それでもお酒を道路に持ち出せるルイジアナ州アメリカでは緩い方)、大抵はプラスチックカップに入れて渡されます。「店内で飲む?」と訊かれて、Yesと答えたら瓶や缶をそのまま渡されることもあります。店内で飲み終えるならそのまま飲んで大丈夫ですが、途中でお店を出たくなったらバーカウンターに積んであるプラスチックカップに自分で移すか、カップが見当たらなければバーテンダーさんに声をかけてカップに移してもらってください(缶はもしかしたらそのままでOKなのかな…すみませんちょっと解りません)。それを持ち込んで他のお店に入るのは日本の感覚だとものすごい気が引けるんですが、Snug Harborなど一部のお店を除き、別に構わないみたいです。

 →追記: 後日、持ち込みに関してはお店によっては少し厳しくなっていました。経営を考えれば当然なのでそのこと自体に特に不満はないのですが、もう少しルールを分かりやすくして欲しいなーとも。この辺はまた後日書きたいと思います。


支払いは原則キャッシュオン(その都度現金払い)ですが、カード払い可なお店だと店員さんにカードを預けてtabbing(注文のたびにつけていく)し、最後に精算してもらいます。カード払いは10ドル以上からOKだったりするので、一応店員さんに確認してください。ただ、店員さんを疑うわけじゃないのですが、カードを長時間預ける上、あれだけ大勢お客がいる中で店員さんが顔を覚えてその都度正しいカードにtabbingしているのか正直不安だし、私は一度しか試したことがありません。というか10ドル以上からOKだと最低2杯は飲む必要があり、ものによっては1杯の量がやたら多いので、同じ店でそんなに飲めないよ!てのが一番大きいんですが。結果的に2杯飲むのはいいんですが、最初から「2杯飲まなきゃ!」みたいなプレッシャーも嫌なので、私は基本現金払いです。
バンドへのチップ、バーテンへのチップを支払うジャーも置いていることが多いので、特にチャージ無料のライブなどは気持ちだけでも払っていただけるといいかと思います。

チャージがかかるお店の場合、入り口でお金を払い(基本現金のみ)、リストバンドを渡されたり手の甲にスタンプを押されたりします。お酒を出すのでお店によってはID提示を要求されます。結構昔の話ですが、私はパスポートを忘れたときに日本の免許証を見せて交渉したらOKでした(適当だな…)。リストバンドやスタンプは再入場のときにチェックされます。ライブの最中にいったん外に出て他のお店をブラブラして戻っても、同じ出演者が演奏している時間帯であれば再入場可能です。
Frenchmen Streetでは、こんな感じで夜更け~明け方までどこかしらで演奏が行われて賑わっています。
帰りは、深夜になるとタクシーはその辺にたくさん停まっているのであまり困らないと思います。ライドシェアは逆に呼んだ車を見つけるのが難しかったです。人も多いのでストリート内にいる限り身の危険は感じませんが、スリとかは気をつけましょう。
フレンチクオーターに宿泊している場合、歩ける距離だしジャズフェス期間中は人も多いので10時頃までなら場所によっては歩いても大丈夫かもしれませんが、土地勘ない方は車で帰ることをお勧めします。

 

■ それ以外
Frenchmen Street以外のライブハウスは市内に点在しているので、タクシーやライドシェアなどで直接行きます。大抵夜9~10時くらいに始まるので、私はジャズフェス会場からいったんホテルに戻り、シャワーを浴びて出かけてました。ちなみに30分くらい開演が遅れることはザラです。
入場・料金システムは大抵Frenchmen Streetと基本的に同じです。チャージ無料の場合は普通に入っていけばいいし、チャージがかかる場合は入り口でお金を払って手の甲にスタンプなどもらいます。事前に予約している場合は、受付で名前を告げると確認してスタンプ、という感じです(Tipitina’sではID提示&簡単な荷物検査がありました)。バーでの支払いシステムも基本同じです。一番の違いは、Frenchmen Streetはお酒飲みつつお店を出たり入ったり周辺をハシゴする人が多いのに対し、ライブハウスは純粋にバンド演奏を目当てに来てる人が多く、そのお店にずっと留まってるし(まあ、周り何もないですしね…)ステージもオープニングアクトがあったり休憩挟んで2セットがっつり演ったりとか、そんな感じです(Frenchmenにももちろんそういうステージはありますが、特にジャズフェス期間中は人の出入りが激しい印象)。
ライブは深夜12~1時くらいまでで、その後2時くらいから更に別の人が演ることも珍しくないです。同じお店にずっと残っていると、深夜のチャージは割引してくれるお店もあります。私は今回は2時以降のライブはパスしましたが、前回はその時間にZigaboo Modelisteのライブがあり、それだけはどうしても観たかったので行きました。終わったら明け方なので、翌日のフェスは午後少し遅めに行った記憶が。ジャズフェス期間中はチェックし始めるときりがなく、24時間ライブをハシゴしたい衝動にも駆られますが、さすがに寝る時間も必要なので体力と相談しつつ予定を組みましょう(ニューオリンズ音楽好きな方でリピーターなら、フェスは敢えて毎日行かずに夜のライブ優先で回るのも一案だと思います。まあ、Cubesを観てしまうと「今日はパス」という気持ちにはなかなかなれませんけども)。

終演後は、そこそこ大きなお店だと終わる時間を見込んでタクシーもちらほら来ます。私は毎回ライドシェア呼んでましたが、4~5分待てば来るし、深夜だから特に高いってことはなかったです。深夜ですし、Frenchmen Streetと違ってお店を少し離れるとほとんど人がいなくなるので、前で車待つ時はなるべく人の多い場所にいましょう。ビビリくらいでちょうどいいです。

(2019年4月追記→ 夜遊び事情、Livewire Appなどについては、よかったらこのエントリーも参考にしてください)