Jazzfest 2019, April 27 #3

シリルさまのライブの次は、Maple Leafてサスペクツのイベント。ありがたいことにマネージャーさんから事前にご招待いただいておりました。11時くらいから始まるよ!と聞いていたのですが、シリルさま終わったのが既に11時を過ぎていたので何だかんだ到着したのは日付けが変わる直前でした。せっかくなので最初から観たかったけど、シリルさまを途中で抜けることはできなかった…。

 

この日のイベントはLeafopotomousという名前で、どうも毎年Maple Leafで開催しているサスペクツのイベントらしいです(多分)。Roosevelt Collier、Eddie Christmasなどゲストが複数人出るとのことでしたが、実質はほぼサスペクツのワンマンライブで、ステージに彼らが次々ゲストで入っていく、という形式でした。私が着いた時はドラムはエディクリさんで、最後まで彼が演奏してたためウィリー御大のドラムが聴けなかったのが残念です(会場でお姿は見かけたので、おそらく最初の方は出演されてたのかと)。ちなみにこの翌週、帰国後にTribal Gold(サスペクツ+Big Chief Juan Pardoのユニット)のTipitina’sでのライブ中継を観たのですが、この時はドラムが最初からずっとエディクリさんでした。サスペクツの皆さん、French Quarter Fest時期から結構なテンションで仕事されてるので、ウィリー御大お疲れだったのかな。そろそろお年だし、耳も悪くなってらっしゃいますしね…。あまり考えたくないけど、もしかしたら引退も近いのかなぁ。エディクリさんは昔Jon Cleary & AMGの初日本ツアーでも来日されている素晴らしいドラマーさんですが(しかしこの頃から比べて随分巨大化されていた…)、やはりこのバンドにおけるウィリー御大の存在はとても大きいので、気力・体力の許す限り続けていただけると嬉しいです。

 

さて、私がお店に着いた頃には皆さん既に最高に出来上がっており大盛り上がりでした。お店も激混みで、さすがジャズフェスシーズンなんだなぁ、と。そんな中でも前日にFairgroundsで会ったというか紹介された人に「昨日会ったよね?」と声をかけられたりしたので、やはりニューオリンズは狭い街なのでしょうね。

 

そしてライブですが、3ヶ月前のMaple Leafでフェロモンダダ漏れだったCRさん、ジャズフェスではそこまで漏れてなかったな~と思ってたんですが、この日は再びダダ漏れてました。人が多すぎて前ほど近くでは観れなかったけど、それでもクラクラするくらいにはフェロモン出してました。なんだろなー、ここのお店が彼のフェロモンを誘発するのか。サングラスと太陽があまり似合わないのでは…という仮説も持っていますが、真偽のほどは謎です。

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(フェロモンだだ漏れ! かっこいい! 素敵!!)

 

ジェフさんも相変わらず濃いキャラ全開の絶好調で、大混雑にもかかわらず客席に乱入してのソロ。お客さんもめちゃくちゃ盛り上がってました。

セットリスト自体は私が観た範囲では1月と比べて特に目新しさはなかったけど、ゲスト多いしお客も多くてテンション高めなので、全体的にお祭り感が増してました。

 

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(暗いし混んでるしでいい写真撮れなかったけど、こんな感じ)

 

そしてこんな狂乱の中で、マネージャーさんは冷静に淡々と会場の様子をチェックしたり、ライブの様子を撮影したりとテキパキお仕事。すごいよなー、この人。サスペクツはFacebookを中心にライブ告知や配信、あと最近は減ったけどテーパー音源の紹介などかなりマメに発信してくれるので、遠方ファンとしてはかなりありがたいんですが、これも多分マネージャーさんに依るところが大きいのではと思います。ホントになんで去年サイン会すっぽかしたんだろう…って、しつこいけどつくづく謎です。

 

しかし私、これだけこの人にさんざん良くしていただきながら本当に最低なんですが、なかなかお顔が覚えられない…。何を言っても言い訳なんですけども、私がただでさえ人の顔を覚えるのが苦手なのに加えて、あまりに「ニューオリンズあるある」な見た目なんですよね。。今回は二の腕のタトゥーで識別してたんですが、長袖シーズンになるとそれもできない。しかもこの人は個人でSNSをやってらっしゃらないのでプロフィール写真も手に入らないのです。次回、いつになるか分らないけどお会いした時に「誰?」となったらシャレにならないので、さりげなく終演後にお礼を伝えつつ写真撮影をお願いしました。無邪気に「わーい!もちろん!」て感じで応じてくださって、ちょっと心が痛かった。ごめんね。。でももう覚えました。声も覚えたし大丈夫なはず! 帰国時にあらためてお礼メールを送ったら「Stay in touch! いつか日本にも行きたいな」とお返事くださったので、是非ぜひぜひ!!サスペクツ来日実現しないかなぁと考えております。この話は終演後話した時にも出たんですが、さすがに仕事のできるマネージャーさんだけあって「行くよ~!」とか調子のいいことは言わず、「近辺のアジア諸国とかも含めて、フェスとかで複数ライブをブッキングできれば実現するんだけどね~」と極めて現実的なお答え。そうだよねー。どうにかならんかなぁ。私が努力して実現することならなんでもするんだけど、そもそも何をすればいいのかが解らないからなぁ。

 

ところで全然関係ないんですが、Maple Leafの隣は「千葉(Chiba)」という日本食レストランです。いつも夜遅くしか行かないからお店が空いているのは見たことないんですが、マネージャーさんの話では、ジェイクさんのご兄弟が以前ここで働いてらしたんだとか(ダメもとで店名の由来も尋ねてみましたが、やはりご存じなかったです。オーナーさんの名前が千葉さんなのか、千葉県にご縁のあるかたなのか、はたまた全然関係ないのか…)。で、このお店の入口にはSUSHI KING CAKEなる得体の知れない写真が…なんだこれ。

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(ぶっちゃけあんまり美味しくなさそう…)

 

King Cakeとはマルディグラの際に食べられるマジパン入りのケーキで、表面が紫・緑・黄の色付きザラメに彩られた、日本人的には一見ギョッとする毒々しさがあります。そして当然甘い(個人的にはあまり美味しいと思えない。ニューオリンズは食事は美味しいけど、デザート系は甘すぎて全般的に苦手です)。これとお寿司を組み合わせる発想は私には斬新すぎてついていけませんでした。いやでも、お寿司だしさすがに甘くはないよね…怖いもの見たさでちょっと食べたい気もするけど。なお、ニューオリンズには日本食レストランがいくつかあるようですが、来日経験のあるミュージシャン複数名からの話によれば、はあまり美味しくはないとのこと。シーフードもお米も食べる文化なので、美味しいお店があってもよさそうなもんだけどなー。

 

そうそう、お店の前で物販やってて、めちゃかっこいいJames Booker Tシャツ買ってしまいました。ほぼ衝動買い。

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(これは買っちゃうよねぇ…)

 

どこに着て行くんだって感じですが、普通に仕事に着て行ってます。服装自由な職場でよかった!